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ドイツ語会話、日本語会話

まだ先のことだけれど、
9月下旬に夫は日本から来客の予定がある。

夫の友達、という間柄の方ではないので、
我が家に泊まってもらうのではなく、
家から割と近くのホテルに、一泊の予約を既にしてある。
湖沿いに建つホテルだ。

先日、先方から連絡が入り、
一泊を二泊に変更して頂けないかとのことだった。
夫が忙しかったので、私がホテルに電話をかけた。

9月○○日に一泊の予約をしている○○ですが…。

予約担当の女性は、すぐに調べてくれて、
ああ、そうですね、確かに、と言った。


一泊を二泊に変更して頂きたいのですが。

はい、大丈夫ですよ。2泊お取りしました。

ちなみにその部屋は、湖に面していますか?

いいえ。

湖に面した部屋で、バルコニーつきの部屋ですと、料金はどれほどに?

○○ユーロになります。変更されますか。

はい、お願いします。それでは失礼いたします。

はい、ありがとうございました。失礼いたします。


なーんていう会話を交わして電話を切ったら、
私は何だか、笑いたいような可笑しな気持ちになった。

まるで、ドイツ語会話のテキストそのまんまみたいで、
この場面をビデオに撮ったら、NHKのドイツ語講座で使えそうなくらいだ。
それで何だか笑いたくなった。


ところで、義弟の長男F君(ドイツ人)は、日本にただならぬ興味を持っていて、
趣味で日本語も学んだ時期がある。

だから彼は、片言なら日本語を話せるんだけれど、
彼の日本語は、こう言ってしまってはとてもかわいそうだけれど、
はっきり言って、実生活で使えるものではない。

これは、F君のせいではなくて、
日本語のテキストがそう出来ているのだから、仕方がない。
当然「です、ます調」で丁寧な表現を学んでいくから、
「家族や友達との会話」のようなものからは程遠い日本語だ。

それに比べたら、私の学んだドイツ語は……

ちなみに、私のドイツ語は、独学。
かつてNHKのラジオ講座を2年くらいは真面目に聞いたのが功を奏した。
( テレビじゃなくて、ラジオの方。
テレビのドイツ語講座は、どうもとらえどころのない印象があった、あの頃は。)

あとは、参考書を一冊だけ。
ちゃんと学校でドイツ語を学んだ人と大きく異なるのは、
文法の構成能力よりも、とにかく語彙数だと思っている。
私のドイツ語は、ボキャブラリに乏しい。

それでもとにかく、実生活にすぐ役立つドイツ語を
日本人は学べるようになっている、と私は思っている。

ドイツ人のF君がちょっとがんばったって、
日本の会社で使ってもちょっと変かも、っていうような日本語なのだ。

なぜそうかと言うと、日本語がそういう部分で複雑だから。
丁寧語、敬語、といったものと、友達との会話。
男言葉、女言葉、だってある。
これはもう、日本語に初めて触れる外国人にとっては、
どれもまったく別の言語みたいになってくる。

ドイツ語にも、丁寧な口の聞き方と言うのはもちろんあるが、
日本語ほど多様ではない。

以前、F君の日本語テキストを見た時に、
これを学んでどこまで実生活に使えるかなぁと考えて、
私は彼が気の毒になった。
でも、もちろん黙っていた。

日本語というのは、表現に幅がありすぎて、
学ぶのは本当に大変だろうなと思う。

そういう意味では、
私などF君よりはるかに楽してF君の言語を学んだ気になり、
自分のことをラッキーに思えたりするのだった。

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