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担任からの「注意」

この前の木曜日に担任の先生から「注意」を受けた、と
娘が昨夜になって私に言った。

「注意」?ふーん。なぜ?

本を忘れたから。

ほぅ。本を忘れた。で、何を言われたの?
その「注意」とやらは、それとも連絡文書の形?
そうなら持って来て見せなさい。

うーん、それがさ、郵送されるんだって。

は?郵送?それはまた大げさな。
もしかして、そんなにすごいことなの?その「注意」とやらは。
それが3枚たまると停学処分とか?

娘の話はこうだった。

クラス担任(男性)の担当科目はドイツ語。
この1月からドイツ語授業の教材として一冊の本を使うことになった。
その本は、各自が冬休み中に購入するよう言われていて、
うちもアマゾンでちゃんと買った。

で、その本を、
先生は一度だって授業に持ってくるようにとは言わなかった、
と娘は言う。

宿題として、その本を何ページまで読んでおくように、というようなのは出るが、
授業中にその本を開いたことはこれまで無かった。

最初は持って行ってたが、
持って行かなくても大丈夫だとそのうち思うようになり、
娘はその本をいつかカバンから出した。

さて、その「注意」は、
その本を木曜の授業に忘れた生徒全員が受けたそうだ。
クラスの半数に昇ったらしい。

早速明日の月曜にでもそれが郵送で届くんだろうか。

私は、その「注意」(←ドイツ語ではHinweis)の
意味合いとか重みがいまいちピンと来なくてのんびり構えていたら、
娘の友人の父親で、クラス担任に抗議に行くと言っている人がいると聞き、
そうか、これは大変なことなのだ、と思った。

本を忘れたくらいで、ひどいよね、と娘が言う。

うん、ほんとに。私もそう思う。

ところでさ、英語担任もひどいよ、と娘が続ける。

誰かが教科書を音読する時に、ちょっとでもつっかえると「6」だよ、
それに、その続きを読むように言われた子が、
どこかわからず間が開けば、それも「6」になる。

うーむ。それは馬鹿みたいな話である。
「6」というのは、これはもう、「問題外の最低の評価点」である。

ドイツでは、成績は1~6の数字で示される。
通常のテストと、予告無しの抜打ちテスト、そして、
授業中の態度について、この1から6までの評価点がつく。
低学年では、ノートの取り方に対しても評価点が付くこともある。

1が一番良いが、1を取るのは至難の技である場合が多い。
完璧か、ほぼ完璧でなければ、1はまずもらえない。

(1など、2と一緒くたにして「1」にまとめればよいのだ、
 6などあんまりだから無くすべきだ、と私は昔から文句を言っている。)

しかし、それにしても、
上手く読めない箇所があるだけで6をもらう?
本を忘れただけで「連絡文書」が郵送されてくる?
うーむ。ちょっと短気に過ぎないか?

ところで、私は子供の頃、そう、中学生くらいまでは、
「先生」というのは「いい人」で「賢い人」で
とっても「まともな人」だと信じて疑わなかった。
人間的に「できた人」だと思っていた。

それが、自分の子供がこうして学校に通うようになり、
学校での出来事や先生のことなどを子供から聞くようになると、
時として、まったく何て変てこりんなヤツが教師をやっているんだろうか、
と思うことも少なくない。

娘が前にこんなことを言った。

ある先生は、その科目の成績の良くない子に、
「居ても意味が無いから教室から出ろ」と言った。

ある先生は、クラスにトルコ人の子がいるのをわかっていて、トルコ人を非難した。
娘はその時8年生(中2)だった。
クラスの約半分がそれに抗議し、教室を出た。
出た生徒達は、しかし「注意」はもらわなかった。

ある先生は、答案用紙を返す時に、成績の悪かった生徒に対し、
悪かったな、ひどいもんだ、と大きな声で皆の前で言い放つ。

おそらく、こんなのは序の口で、娘も息子もいざ話そうと思えば、
教師に対する文句がかなり出てくるかもしれない。

生徒の心を傷つけ、やる気を失くさせる教師くらい、愚かな教師はいない。
やる気をなくした生徒は、容易く悪循環に陥る。
成績はさらに下がり、どこをつついてもやる気のかけらはもう簡単には芽生えない。

さて、娘のクラス担任は、
本を忘れただけで一体どんな注意文書を書いて送って寄越すんだろうか。

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日本の高校に行きたーい!

うちの娘は、現在9年生という学年で、
それは日本の中学三年生に当たる。

日本では、年度替わりが3月だから(4月と言うべきか)、
日本の中学三年生達は、今頃は高校入試を間近に控え、
心の準備をしている頃だろう。

ドイツの9年生は、バイエルン州の場合は年度末が7月末なので、
それまでは9年生で、そのまま順調に行けば、10年生になるのは9月から。

ところで、うちの息子はしばらく前まで、犬犬犬とやたらにうるさかったが、
うちの娘は、日本に行きたい!と、うるさかった。
息子がうるさくなるよりももっと前からうるさかった。

うるさかった?
いや、過去形ではなく、それは常に現在形。

日本の高校に行くのが娘の夢。
そして、日本の大学に進み、日本で就職し、二度とドイツになど戻りたくない。
それが娘の「現在の気持ち」。

私は娘がそのことで何か言ってくるたびに、こんな風に答えてきた。

今すぐドイツを出て行きたい気持ちはわからないでもないけれど、
ここで(ドイツで)もうちょっと辛抱し頑張って
Abiturアビトゥア(→高校卒業資格。と同時にそれはドイツの大学入学資格となる)を取りなさい。
日本に羽ばたくのはそれからでも決して遅くない。
今はチカラを蓄えて、将来に備えよ。
日本の大学に入学(あるいはドイツの大学から日本の大学に留学)できるように、頑張りなよ。
(あなたが日本を好きで私は嬉しいよ。)

・・・てなことを言ってきたのだが、娘はいつのときも、うなづかなかった。
うなづかずに、くやし涙を浮かべた。
娘は、たった今ドイツを飛び出したくて、
親がたった今日本の高校に入れる様に手続きをしてくれることを望んでいる。

親がどうして快く賛成しないのか、
どうして自分をさっさと日本に放り出してくれないのか、と、娘は悩む。

今現在の、娘の行きたい先は、母親の国「日本」しかなくて、
そして日本の東京は、娘の生まれた場所でもあり、
おぼろげながらに覚えている東京に、また住んでみたいと思う気持ちがとても強い。

人生の、おそらく最も楽しいであろう年齢を、東京かその近郊で過ごしてみたい。
ドイツの、こんな田舎町に、これ以上住んでいたくない。

・・・と娘は主張する。

ああ、もう何ヶ月も前から、娘の気持ちを聞いてきて、その度に前述の答えをしてきた。

15歳の娘を、放り出す決心がつかない。
お金はどのくらいかかるのだろうか。
いや、お金の問題ではない。
一人で行かせる決心がつかないのだ。

それに、例えばドイツの学校を休学して1年間を日本に行ったとしても、
形としての「成果」をあげることができるのか。
できなかったらドイツに戻り、
1学年をさかのぼってでも(棒に振ってでも)アビトゥアを目指す気になれるものなのか。

別な国に行けば楽しい生活になる、と信じたい若い娘に、
そこに思い違いがあるかもしれないことをわからせるのは容易ではない。
若さゆえに、生き急ごうとする、そういうことは誰しも経験することだ。

あと3年、待てないかな、頑張れないかな、といつも思い、そう言う。
しかし、アラフィー(アラフィフ?)あたりをさまよう私にとっての3年は至って短くとも、
15の娘にとっての3年は、気が遠くなるほど長いのだろう。

娘の気持ちを汲んで、夢をかなえてやりたいと思う反面、
しかし、、、放り出せない。たった15じゃないか、と思うと。

子育ての悩みはいつも難しくなっていき、
私には子供に納得させられる答えが容易く見つけられなくなった。

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