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サッカーボーイズの勝利

野球のことは知らなくても、サッカーなら大好きなドイツの人たち。

どこの町にもサッカークラブがあって、広々としたサッカーフィールドがある。


私達が今住んでいる町のスポーツクラブは、

サッカークラブとスキークラブから成り立っていて、もちろん両方に所属できる。

そして、サッカーならサッカーでさらに年齢ごとにグループ分けされる。

子供から大人まで、趣味でサッカーを楽しむ人たちは、とても多い。

夏場は、1~数週間に一回くらい試合がある。

この地域のサッカーチームのトーナメント戦だ。


昨日の土曜日、息子のチームは試合があった。

場所がうちから6キロの町だったので、近いから観にいった。

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私がサッカーグラウンドに着いた時には、既に最初の20分が経過していた。

なかなか息子のチームは動きが珍しく冴えていて、いい感じがした。

子供のゲームなので、試合時間も少し短くて、最初のハーフが35分くらい。

(赤のユニフォームが息子のチーム。今日の審判は、、、裸足だった。)


誰かのパパが、今7対1で勝ってるよ、とおしえてくれた。

(おお、それはすごい!)

相手チームのコーチはとっくに苛立っていて、子供達を怒鳴りつけることも。

子供の試合といえども、コーチは結構真剣なものである。

そして、相手チームのゴールキーパーは、もう泣きそうだった。


私は、そのゴールキーパーを見て、すっかりかわいそうになった。

負ける人のお陰で勝てる人がいるのだと、いつか何かで読んで、

その通りだと思ったりした私である。

負ける人がいなければ、勝つ人もいないのだ。

泣きそうなゴールキーパーは、あっという間にさらに数点取られた。

サッカーには、コールドゲームが無いから、最後まで戦わなくてはいけない。


試合結果は、16対1で我らがチームの快勝。

みんな疲れ果てたがとっても嬉しそうで、

更衣室に向かう足取りも勇ましくて、負けた時とは全く違った。


着替えて出てきた息子がひとしきり試合のことを喋るのを聞いた後、

私は、息子に言った。


負けたチーム、可哀想だったね、

あのゴールキーパー、体は大きかったけど、最後泣いてたよ。


息子は、私の言葉を一蹴する。


ママってさ、ほんと何言ってんの!

おれら今シーズンいったい何回続けて負けたか知ってる?

10連敗だよ!10連敗!

いいのいいの、あいつらだってたまには負けなきゃ!




ああ、ほんとにそうだ。



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ひなげし

町はずれの麦畑は、赤い花が咲いていて今とてもきれいだ。

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私はこの花を、ポピーと憶えた。はるか昔のことだ。

そしてもう何年も前から、

この花をドイツ語でクラッチモーンKlatschmohnということも知っていた。


しかし、この花を日本語でひなげしというのだと、

今の今まで、さっき辞書を引いてみるまで、知らなかった。


アグネス・チャンがかつて、

(アグネス・チャン……人物的にはあまり好きではないが、)

♪おっかのうっえ、ひなげしのはながぁ♪ って歌ったあの曲には、

♪来る来ない帰らない帰る♪
♪あの人はいないのよ遠い町へ行ったのぉー♪


とあったから、私はすっかり、ひなげしの花というのは、

マーガレットのように、すき、きらい、すき、きらい、すき、って

花占いをやるにふさわしいタイプの花だとばかり勝手に思っていた。

ただなんとなく、白い花だと思っていた。

大きな4枚の花びらが、

♪来る、来ない、帰らない、帰る♪にぴったり合うんだと、今わかった。



この麦畑には、こんなに沢山ひなげしが咲いている。

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あんまり気持ちのいい朝だったので、ここまで写真を撮りに行った。

風が本当に気持ちが良かった。

麦畑のオーナーさんにしてみれば、

麦以外の植物が増えるのは、ありがたくないんだろうな、こんなにきれいでも。

でも、麦の穂の初々しい緑に浮かぶ鮮やかな赤は、本当に美しかった。


通りすがりの車から私をちらりと振り返る人には、

私が単に観光客に見えただろうか。


このひなげしだらけの麦畑の、道路を挟んで向かい側には、

この町のサッカーフィールドがある。

サッカークラブの練習時間以外なら、

誰がボールを持ってきて草サッカーをしてもいい。

でも、朝だから、今は誰もいない。

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今度の土曜には、息子のチームはこの草の上でゲームがある。

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目は口ほどに

ある日のこと。夫が運転していて、私は助手席にいた。

夫は一般道路を時速100km程で直進していた。
前方右の脇道から車が一台出て来ようとするのが見えた。

こちらのスピードを考えると、両車間の距離は、どうも微妙だった。
その車が、出ようか待とうか迷ったのが、私にもわかった。
 
夫は、その車に向かって、聞こえるわけも無いが、「止まってろよ」と言った。

夫は、運転をする者が通常払うべき注意を周囲にふりまきつつも、
その車の運転者の目をじっと見ていた。

その車の運転者(男性だった)も、夫の目を見ていた。

おもしろいから私は、両者を交互に見て、なにやってんのー、と言った。

なにやってんのー、じゃなくて、こういうのは大切なのだ、と夫は言った。

アイ・コンタクトをとるのが大事なのは、
なにも面と向かって誰かと会っている時だけではない。
運転中も、例えば今みたいな場合なら、
「止まってろよ、止まってろよ、オレはスピード緩めないからな」
という意思をしっかりと相手に伝えるべく、
相手の目を見て牽制(けんせい)するのは当り前のことだ。
そうしなければ、アブナイことになる。

ふーん、そういうものか。

人と話す時は、相手の目を見て話すけれど、
運転中に、他の車の運転者の目をじっと見て意思を伝える、
なんてことまでは、あまり考えたことがなかった。

でも、とかく車に乗ると、
短気になって怒りっぽくなってアグレッシブになるドイツ人である。
あまりその運転を真似する気にはならないが、
夫の場合は、ドイツ人にしてはましなほうかもしれない。

大切なのは安全運転。
私も、相手の目をしっかり見据えて、
「止まっててよ、止まっててよ、日本人が行くからねー」
と牽制をかけられるようになろうと思い、日々実行している今日この頃だ。
特に駐車場では、これが結構意味があるみたいに思う。

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ヘビに見えた

1週間ほど前、夫が、古いマウンテンバイクのタイヤを交換して、

古タイヤは次のゴミの日に捨てるつもりだったのだろう、

ゴミ・コンテナとガレージの壁の間に立てかけておいた。


その古タイヤが一瞬ヘビに見えるものだから、私はゴミを捨てに行くたびに、

正体は古タイヤとわかっていても、一瞬ぎょっとした。

特に薄暗がりで見ると、ほんとにヘビみたいだった。

ほら、ヘビみたい

2週間に一度のゴミの日が今日だったから、

私は昨日の夕方、捨て忘れているゴミが無いか家中を見て、

最後にこの古タイヤを上に乗せて、コンテナを前の道路わきに出した。

古タイヤは、今度は、とぐろを巻いたヘビみたいになった。

ほら、ヘビがとぐろを・・・

ゴミ回収トラックがやってくるのは、このあたりでは朝の8時過ぎだ。

私はその日の朝にいつも、最後の最後のゴミ袋をコンテナに詰め込みに行く。

そしてフタを開けたところで、ひいぃ!何これ?とまたぎょっとしたのだった。


でもそこでふと思った。もしかして、このタイヤ、リサイクルにまわすのだろうか。

次にリサイクルゴミ集積所に行く時までどこに置こうか、と思って、

結局また、ガレージの壁に立てかけた私であった。

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くやし涙

夏場、息子のサッカー練習は、月曜と木曜の夕方だ。

これまで一番手のゴールキーパーだった子が、
数ヶ月前に、もう飽きたと言ってフィールドに戻ることになり、
かねがねゴールキーパーに憧れていた息子は、
二番手のゴールキーパーになれた。
だから最近は、練習もいっそう楽しいようだった。

しかし、昨日の月曜、練習から戻った息子は、とても機嫌が悪かった。
遅めの夕食を食べながらの怒った様子に、私は声をかけようか迷ったが、
息子が怒りに任せて、ケチャップをぶちゅーっとやったのが
皿から大幅にはみ出したのを見るに至って、どうした?と声をかけた。

母親が子を思いやって言葉をかけると、子は感情を抑え切れなくなるものだ。
顔をそむけた息子の目から、汚れた膝小僧に涙がこぼれ落ちた。

サッカーの練習では、いつも練習試合をする。
息子達の年齢だと、使うゴールは、本来のゴールよりも一回り小さいサイズだ。

でも、昨日は、準備が間に合わなかったのか、大きい方のゴールだったそうで、
守る範囲が広がって、息子はかなり大変だったらしい。

練習の最後に、遊びで「Elfmeter=11メートル=ペナルティキック」をやった。
他の子がばんばんゴールしてきて、息子は全く防げなかった。
そして、みんなから笑われ野次られ、悔しかった・・・という話だった。

ゴールキーパーをやる子なら、誰だって経験することだろう。
楽しいだけで終わる練習もあれば、こんな風に嫌な思いをする日もある。

サッカーはチームプレイであるだけに、
チームメイトから野次られてさぞ辛かったろうと思ったので、
息子をよいしょする言葉をかけておいた。

子供の持つ、自分で自分の心を癒やす力の大きさ強さは、
大人の比ではない、とかつて読んだことがある。
子供にはそういう素晴らしい力があるのだ。
 
息子よ、これ以上めげなくてもいい。
涙と一緒に嫌な気持ちも少しは流れ出たはず。
次回木曜の練習までには、きっと心も癒えている。
(そんな簡単ではないか・・・。)
元気になって立ち向かっていってほしいと私は願っている。


追記 :

子供がいると、子供の目を通して、
子供の人生というものを、少しばかり自分も体験できるというか、
そういう意味では、『二度目』を生きているような気がすることがある。

子供の体験談を聞くことで、自分の過去の似たような出来事が甦って、
自分の人生までも少しばかり振り返れるというか、
そういう意味では、『三度目』を生きているような気がすることがある。
(うーん、言葉が適当ではないか…。うまく表現できない。)

中学生の娘が、学校での出来事、友達との事などを話してくれる時、
ああ、ああ、そんなことあるよねーなんて娘に言ったりしながら、
一瞬自分の中に、(想像しないでね)セーラー服の中学生の自分が戻る。

そんな風に感じる時、私は何だか得したような気持ちがしたりする。

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