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最後の夏の日

自転車に乗るのが好きか嫌いか、と聞かれれば、好き、と私は答えるが、
でも、こちらでよく見かけるような、本格的な自転車乗り達のように走りたいとまでは全然思わない。

ドイツの人は、普段の格好で自転車に乗る人も多いけれども、
マウンテンバイクや、あと、細い細いタイヤの、ハイスピードで走るための自転車に乗る人達は、
ウェアもシューズもヘルメットも、ちゃんとそれ用のでキメて乗るからカッコがいい。

普段着で自転車に乗る人達も、最近じゃちゃんと自転車用のヘルメットをかぶっている。
子供達は、必ずと言っていいくらいヘルメットをかぶって自転車に乗る。
スキーのヘルメットだけじゃなく、自転車用ヘルメットも、最近じゃ必須アイテム。

ところで、私は、自転車に乗るのは好きなんだけれど、
頑張ってスピード出して何十キロも走るぞ、というのではなくて、
至ってのんびりマイペースで走るのなら好き、ということだ。

距離的にも、できれば片道5km以内が好ましい。
6~7キロkm以上になってくると、自転車をこぐこと自体にどうも飽きてきてしまう。

さて、8月最後の二日間、こちらはほんとに気持ちのいい天気だった。
これがこの夏最後の好天かなと思い、昨日の午後は出不精の娘を連れ出し自転車で出かけた。

ちなみに、去年買った私の自転車は、
トレッキングバイクとマウンテンバイクの中間みたいな感じで、乗りやすい。
 
家から少し行くと、湖沿いの、歩行者と自転車のための細い道に出る。
それを3kmキロちょっと行くと、セルフサービスのごく簡単で小さなビヤガーデンみたいな所に着く。
そこまで行って、ビールを一杯飲んで帰ってこようという魂胆である。

出掛けに娘が、i-Podで音楽を聞きながら走ろうとイヤホンを耳にねじ込んでいたのを見て、
私も、前に娘からもらった(娘からのお下がりというかお上がりというか)MP3プレーヤーを
聞きながら走ろうと思いついた。
娘にもらったMP3の中に入っているのは、娘がかなり前に入れたKATTUN、倖田來未他。

湖沿いの道を走ると、その風景は、
時には両側木々に囲まれていたり、時には視界が開けて湖がすぐそこだったりするんだけれど、
しんとしているから、聞こえてくる音といえば、自転車のタイヤが地面をグリップする音と、
ギアチェンジする音くらいのもので、それで私は次第に退屈になってくる。

でも、音楽を聴きながら走ったら、退屈しなかった。
特に、こぐテンポと曲のリズムがうまく合うと、楽しかった。

時々夫から、一緒に自転車乗ろうと誘われる時に、
片道10キロ以上はやだ!なんて言って断るんだけれども、
次からは音楽聞きながら走ることにしよう。
私でももっと長い距離を退屈せずに走れるかもしれない。

ということで、MP3プレーヤーに今度はBoAも追加しといてね、と、
自分でやるのが面倒な私は(ああ、これが老化か)、
それをちゃっちゃとやってくれる娘に頼んだのであった。

最後の夏の日は終わって、今日9月1日はどんよりと曇っている。

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雨の夜のアウトバーン

2週間前のこと、義弟から電話がかかって来て、こう言われた。

『 来週1週間、旅行でイタリアに行くんだけど、
 その帰りに、( ̄ー ̄) (←うちの息子のつもり)をピックアップして連れて帰っていい?
 うちのも彼と一緒に遊びたがってるしさ。
 3泊くらいで。どう?』

まあまあそれは願ってもないお申し出です。息子もすっごく喜ぶ。

私は義弟に答えた。

『 ありがとう!息子も喜ぶわ。
 ドイツにはいつ戻るの?ああそう9月1日ね。それじゃよろしく!』

義弟には、男の子が二人いる。

義弟の上の子は、
数ヵ月後に18歳になろうという我らが「甥っ子F君」(当ブログにも数回登場)で、
彼はもう、親と一緒の旅行になど数年前から行きたくなくなっている。
だから今回も一人留守番をかってでて、好き勝手に楽しく過ごしていたようだ。

そして義弟の下の子は、11歳だからまだまだ親と一緒に旅行する年頃だ。
この子とうちの息子は、とても仲がいい。
けれど今年はどうも互いのタイミングが合わず、会えた回数がぐっと少ない。

義弟がうちの息子を数日でも預かってくれれば、
息子も喜ぶし、私も家が静かになって嬉しいし、ついでに娘も嬉しい。

ということで、私達は、義弟ファミリーがドイツに戻るという9月1日を、楽しみにしていた。

が。

昨日(その9月1日)になり、義弟がイタリアから電話をかけてきてこう言う。

『 こっち(イタリア)を出るのは多分午後の4時くらいになるかなぁ。
 あのさ、アウトバーンA8の、Irschenbergイァシェンベァク(地名なんてどうでもいいですが)の
 マクドナルドまで、( ̄ー ̄)(←うちの息子のつもり)を連れてきてもらえるとすごく助かるなぁ。
 うちがそこに着くのは、夜の9時とかになると思うよ。
 ガーネットの家にまわると、100km遠回りになるからさ。
 それじゃよろしく!』   
   
           補足 : アウトバーンA8 → ミュンヘン―ザルツブルク自動車道

は?何ですと?

私は、てっきり、彼が我が家まで息子を迎えに来てくれるものと思っていた。
うちに来るのが午後の3時とかで、うちで一休みしてお茶でもして、
それから息子を連れてってくれるものとばかり…。

ところで、今これをお読みの皆さん、
私は、ドイツ・オーストリア(ま、つながってますから)、
ついでにスウェーデンでも(ってスウェーデンはまあ関係無いんですが)
アウトバーンを走ったことがあるにはあるんですが、
走った回数は、両手の指で足りるくらい。
それくらい経験が無いのですよ。

さて、私は焦った。
私という人は、こういう時に落ち着いていられる人間では断じてない。

突然私に与えられた、ミッション・たぶん・ポッシブル(?)。
しかし、Irschenbergイァシェンベァク(地名なんてどうでもいいですが)のマクドナルド、とな?
それはいずこに?

昨日は日中忙しくて、
やっと夜になってそのマクドナルドが具体的にはどこにあるのか、
インターネットで調べた。

きっとアウトバーンのサービスエリアにあるんだろうと思ったら、
地図をよくよく見ると、どうも一旦アウトバーンを出る、みたい。
サービスエリアにあるのは、マックじゃなくて、バーガーキングだ。

義弟のケータイに電話して言った。
『A8を、99番っていう出口で出て、そしたらすぐみたいだけど、それでいいのよね?』

『 え?アウトバーンから出る?あ、そうだったかなー。どうだったかなー。
 いやー、オレもあのマックに入ったことは無いんだけどもさ。
 あのほら、そっちから来りゃ左に見えんじゃん、あれだよ。』

この義弟は、いつもこんな感じで、軽いノリである。

口にはださぬが、私は思う。
何なのよ、そっちは落ち着いてるかもしれないけれど、
こちとら、きっちりとわからないことには、出発できない!
ましてや、そのナンとか言う地名も、私全然知らないんですけども。

電話のむこうで、彼の奥さんが言ってるのが聞こえる。
『あらー、ガーネットのクルマには、ナビ、ついてないのー?』

(この奥様は、少々女王様的性格のため、夫一族から実は嫌われているが、
 ご本人は永遠にそうと気付かない。)

そうです、うちのクルマにナビは無い。

さて、仕方が無い。
ネットで調べて、該当地図を、安心感が少しでも増すように、一番拡大して印刷。

確かに、それらしいマクドナルドは、これしかない。
やはり、99って出口で出る。
すぐ突き当たりの円形交差点(って言うんですか?)を左方向。
そしたらアウトバーンの下をくぐる形になって、マックはすぐに左手に現れる。

私は、ドイツで何が嫌いって、
●ドイツの『知らない所』に、自分で地図で確認しながら運転して行かなきゃいけない時。
●ドイツの、お先真っ暗な暗闇でクルマに乗らなきゃいけない時。

今回の「ミッション・たぶん・ポッシブル(?)」は、
この二つを完璧に満たしているため、私の不安は二倍になる。

日本だと、どこでも街灯とかあるから、
車が走るような所には、『真っ暗闇』というのがあまり無いように思うんですが、どうでしょうか。

ドイツの夜っていうのは、しかし、まさに射干玉(ぬばたま)の闇。

暗いと、要するに全てが見えにくいから嫌なんですよ。
それに、先行車も後続車も無い状態で暗い中を走っている時なんかは、
それを上空から見た時のことを想像しちゃって、その孤独がコワイ感じ。

ま、息子のために頑張る母です私も。

さて、義弟がそのマックに到着するであろう時刻の1時間前に義弟から私に電話をしてもらい、
電話をもらったところで私が息子を連れて出る、という手はずに相成った。

しかし、8時半にかかってきた電話では、途中ものすごい雷雨と、あとは渋滞もあったそうで、
『ちょっと遅れるかなー。マックに着くのは、10時まわるかなー。よろしく。』

ま、10時到着を目安に、私は息子を連れてこれから出る、と義弟に伝えた。
そこまで自宅から1時間弱かかるはずだ。

時刻が夜の9時になろうとする頃に、私達は家を出た。
こんな時間に、こういう用事で出かけるなんて、楽しくないなあ。

さて、車に乗り込んだら、、、がーん、さっき拡大プリントした地図が、
外が暗いから車内も暗くて、これじゃ何も見えないじゃない…。
しかし、地図はアタマに叩き込んであるから大丈夫、と自分で自分を慰める。

さて、少々遠回りにはなるが、自宅から最も近い入り口を使ってアウトバーンに入ることに。
(インターって言うのか。もう日本語も出てこないわ。)

そのうちザンザン雨まで降ってきた。
トラックにまで追い越されるというスピードで走る私。
情けないけど、仕方がない。
自分の気持ちの追いつかないスピードを無理に出すのは、どうも私の趣味ではない。

明るければね、アウトバーンに入って次第に慣れるにつれて、140kmhくらいまでなら出せます。
でも、暗いと、だめなんですよ、だって、何たって先が見えないんだもーん。

どうして、人は、あんなに飛ばせるの?
ヘッドライトをハイビームにしてもいないのに?
ああ不思議。

出口のナンバーが、登り車線の場合は、その数が減っていく。
そう、103、102、101、という風に。

次が99、次で出るんだ、という所になって、後部座席の息子が言う。

ママ、間違わずにちゃんと来れたね。

まあね、間違いようも無いルートなんだけどね、
ママって、なんでこうナーバスなっちゃうかな。
とにかく暗いとだめなの。

うん。パパなんてさ、ママの二倍のスピード出すよね。

まあ、二倍とまでは行かないだろうけど、
いいよ別に、ママって夜は遅いんだよ、トラックよりも。
でもさあ、無事にマックに……。

着いたと思ったのだ。

しかし、マクドナルドへの進入路~♪と思って入ったその道は、
な、な、なんと、私が帰るはずのアウトバーンの下り車線への進入路であった。

おっと。ここまでパーフェクトだったのに、私ときたら最後の最後でドジを踏む?
夜も遅いし、他車もいないし、ええい、止まってしまえ。

入って5mで右寄りに停車。
後ろから一台来るも、クラクションも鳴らさずにやり過ごしてくれた。
ああ、ありがたや。

ということで、あっさりUターンさせてもらって、無事にマックの駐車場にたどり着いた。

何のことは無い、私は、一本早く左折してしまったのだった。
マックへの入路は、15m先の二本目だった。
そのあたりは、ほんとに暗くて、どれがマックへの入路なのかとっさに見極められず、
手前のアウトバーンへの進入車線に入りかけた、のだった。

良く見りゃちっちゃなMのサインが、左手にあった。
ちっちゃ過ぎて暗すぎて、最初は見えなかった。

とにもかくにも、無事に着いてよかった。
義弟の車が着くまで、私はゆっくりとMacCafeで、ホットチョコレートを飲んだ。
気持ちがくたびれた時は、甘いものに限る、だ。
息子は、夜の10時だというのに、大好きなビッグマックを頬ばった。

義弟もじきに到着し、私は義弟夫婦と少しお喋りした後、息子を預けて一人帰途についた。
帰り道は、娘に借りてきたKAT-TUNのCDを聴きながら帰った。

ああ、私って、ドイツの、夜の、雨の、アウトバーンを、
トラックよりのんびり走りながら、KAT-TUNを聴く、
世界で唯一人の、ジャパニーズよねぇ。よくがんばったわ私。

来た時よりももうちょっとだけスピードアップして、帰った。
雨足は、かなり弱まっていた。

ということで、おしまい~。

自宅からの走行距離? → 往復で130km

え?そんなに?と自分でもビックリ。

帰宅時刻?        → 23:20 でした。




大変長々と書いてしまいました。
最後までお付き合い頂いて、ありがとうございました。
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美しさへの道―歯列矯正

ドイツのいま時の、小学校高学年~中学生くらいの子供達というのは、
あの子もこの子も、と言っていいくらい、当り前のように歯列矯正審美歯科に通っていて、
歯列矯正のための器具を付けている。

通常の歯科検診で、矯正したほうがいい子の場合は医師からそう言われるから、
それで審美歯科に赴く。

うちの娘(14歳)は、3年半前から通っている。
3年半も、だ。

(そのクリニックの様子は、こちらで少し触れています。
 歯列矯正とは全く無関係なテーマの記事ですが、ご興味があればどうぞ。)

去年の1月から、ワイヤー式の矯正器具を付けることになって、
これまでの1年7ヵ月、ずっと娘はそれを付けた状態だった。

このワイヤー式の器具になる前も、別な形のものを使うよう言われていた。
それは取り外しのできるものではあったが、
奥歯にそれを取り付けるための物が固定された状態だった。
夜(極力最低12時間)使うように言われていた。

娘は、それだってさぞ大変だったろうに、
1年以上に渡り、ほぼちゃんと言われたようにやってきた。

昨日、娘はその歯列矯正クリニックに予約があった
朝の9時と午後の4時の2回。
なぜ同じ日に2回か、娘も知らなかった。

私は娘に、ママはもう(クリニックの中まで)ついて来なくていいから、
と言われるようになって随分たつので、処置が済むまで適当に買い物でもして待つ。

だから、先生が娘に何か説明することがあっても、
娘がそれを理解できなかったりすると、
先生に会わない私としてはさらに、状況がさっぱり、ということになる。

しかし、私が先生から直接説明を受けても、やはりさっぱりわからないことが多い。
というのは、お医者さんっていうのは、とかく難しい言葉で話したがるものだし、
専門用語は当然たくさん出てくるし。
ましてや、それ全て流暢なドイツ語ですから。

さて、『今度行ったら矯正器具をはずしてもらえる』と娘は前回の時先生に言われてわかっていたので、
彼女はこの予約の日を心待ちにしていた。

朝の予約の時に、ついにはずしてもらった。
煩わしかった矯正器具とおさらばできた。
娘は、とても嬉しかった。
1年7ヶ月(ざっと計算すりゃ、575日です)もの長きに渡って、
このワイヤー式矯正器具を付けていたのだから。

それ以前の器具の期間も合わせれば、実に950日以上に及ぶ。
よく頑張ったものだと、歯列矯正経験の無い私は感心する。

それで、午後4時の予約では何をするのだろう。
娘も、わからない、という。

そのクリニック(以前住んでいた町にある)から家までは、車で片道20分。
ひとまず帰宅した。
娘は、本当に嬉しそうだった。よかった。

そして4時にまた行った。
30分で出てきた娘が、私に歯を見せる。

こういうの、つけられちゃった。

それは、歯列の形をしている透明な薄いプラスティック製の、
なんと言えばいいんだろう、専門用語がわからないが(ネットで写真でも見つけたら載せましょう)、
上下の歯列にそれぞれかぶせるカバーのような。

娘は、実は生まれつき永久歯の無い箇所があるために、
通常の歯列矯正をすれば終わり、という具合にいかない。

新たに付けられたその器具は、自分で取り外せるもので、
飲食前に、はずさなくてはいけない。
そして、食べた後は必ず歯磨きして再び装着。

最初の1週間は、毎日24時間つけること。
2週目からは、夜寝る間だけでいい。
と、先生から言われたそうだ。

ワイヤー式の器具が取れて晴れ晴れしたのもつかの間、
娘は、ガックリきてしまった。
それに、それを付けていると、どうも喋りにくいらしい。

育ち盛りで、間食だってしたい年頃なのに、
器具をはずして食べては歯磨きしてまたはめて、
というステップを踏まなければならないのが煩わしくて面倒で、
間食しようという元気も湧いてこなくなったようだ。

それじゃ、食事の時に思い切り食べて、スナック類もついでに食べて、
間食しなくていいようにしたらどう?と娘に空しいアドバイスをしてみるが、
どうしても、「1、2時間もするとまた食べたくなってきちゃう」らしい。

最初のこの1週間さえ過ぎれば、もっと楽になるよ。
そう言って娘を励ます。

私がうっかりキッチンで、ネクタリンかじったりプラムかじったりおかきをつまんだりするのを、
娘が恨めしそうに見てため息をつく。

ああ、美しくなるのはなんて大変だろう。

今朝からは、歯全体的に痛みも出てきているようだ。
歯列矯正は、特に最初の数日に、頭痛が起きることもあるし微熱が出ることもある。

先天性の欠歯ということがなかったら、他の子のように最初からワイヤー式のを使って、
もっと早い時期に終わっていたものを、と思うと、そう産んだ親として娘のことが気の毒になる。
気の毒になって、私も娘と一緒に間食を一切しない、と心に決めるのであった。

(もちろんこの1週間だけだが。)

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バカな買い物

息子が、ニンテンドーDS用の、あるゲームが欲しくて欲しくて、
ずっと私に付きまとっていたから正直煩わしかった。

ろくに勉強もしないのに、ゲームなんて、と取り合わなかったが、
息子があんまりうるさいんで、私はまたしても、やっぱり音を上げてしまった。

( だから私は、忍耐の無いだめな母親なんである。
  例えばかつて、モルモットがほしいと言われた時だって、あんなに私は反対だったのに、
  結局は息子のしつこさに負けて飼うことにしてしまった。)

怒りながらも、息子を連れてそのゲームを買いに出かけた。
しかし、3箇所まわってどこも売り切れだった。
息子は、それじゃインターネットで買えばいい、と言い出した。

ほら、ここで売ってるよ、と息子がオンラインショップで見つけて私に見せる。
嫌気がさした私は、もう面倒くさくて頭にきていて、
息子がそういう類のことで私にまとわり付くのを終わりにしたい一心で、
よく見もしないでよく選びもしないで、買ってしまった。

ところで。

私がこれまでに、自分でドイツのオンラインショップから購入した物は、
自分と娘の携帯電話、衣類、化粧品関係など。

携帯電話に関して言えば、契約無しの携帯を買ったので、
それに使うSIMカードというものも別に購入。これもオンラインで。

携帯は、「購入」から「配達」まで、24時間かからなかった。
会社自体はハノーヴァーだったが、手配がほんとに早かった。

プリペイド式の携帯だから、通話料金が不足しそうになってくれば、
いつでもすぐに、オンラインで20ユーロ分とか30ユーロ分とか購入する。
購入後すぐに、通話料金がその分ちゃんと増えている。

我が家では、冷蔵庫、テレビ、ノートパソコンなどもネットショップで購入したが、
これまで何か問題が有ったことがなかった。

しかし。

しつこい息子に腹を立てていたので、もう私はよく見もしないで、
息子が欲しがっているゲームを「買い物カゴ」に放り込み、「購入する」手続きに入った。
送料込みで、31ユーロだ。

通常ならば、購入手続きに入ると、まずは「買い物カゴの中味」が表示されるはず。
しかしすぐに、こちらの住所と銀行口座番号をいれる画面に移った。
まあいいか、間違いも無いだろう、とその時は思った。

通常なら、最後の最後に、
購入商品の明細を始めとする「確認画面」というものが表示されると思うけれど、
そういうのが無くて、突然、はい購入完了、となった。

大丈夫かなぁとは思ったが、大丈夫だろうと思うことにした。

そして3日後、無事にゲームが届いた。
封筒はごく簡素なもので、差出人の名前も無かった。
金額の引き落としは、もちろんとっくに済んでいた。

「新品の商品」ということだったが、中のブックレットはどうも新品っぽくなかった。
しかし息子は喜んで、さっそく遊んだ。

やっと息子が静かになったと思ったら、また私の所に来て言う。
ママ、ここが動かない。

例えばそれはこういう状態。
ステージ1、2、3、とクリアーして4に行こうとすると、画面が真っ黒になって止まってしまう。
うんともすんとも言わなくなる。

はあー。もうため息が出る。

この手の面倒は本当に嫌だ。
しかし、仕方ないので、状況を書いてクレームとして送った。

すぐに返事が来た。
「あなたのクレームはメッセージボードに掲載され、商品発送元の担当者に届きました。」
「メッセージボードを通して、担当者と連絡を取って下さい。」
「メッセージボードに入るには、注文番号を入れ、・・・・。」

そして、すぐにその担当者からボードにメッセージが入った。
「下記住所に送り返してください。受け取り次第、すぐに別の新品のゲームを送ります。」

その住所というのは、しかし、ドイツじゃなくて、なぜかオランダ。
でも、届いた時の封筒に貼られていた切手はドイツのもので、消印もドイツのもの。

私は、すぐに二度目のメッセージを書いた。
「オランダに送り返す?誰が送料を払うんですか?」

とまあ、向こうにしてみれば、至って意味の無い間抜けとも言えるメッセージであったろうが、
それを書かないで済ませる気にもならなかった。

もちろん返事が無かったので、私はまた書いた。

「商品を返品しますので、金額の返金をお願いします。
別の商品を再送してもらっても、それが機能するかどうかこちらにはわかりません。
また故障していたらどうするのですか。」

とまあ、これも、あちらに聞いてもらえるリクエストではないだろう、とは思ったし、
案の定、これに対しても返事は何も無かった。

返品先の住所というのをインターネットに入れてみたら、
ちゃんとオランダの該当地図が出てきたので、私には、それが実在の住所のように思えた。

いまいましいこのDSゲーム。
私は、こんなものが家の中に在るのも嫌になり、
郵便局からそのオランダの住所に送り返すことにした。

郵便局で聞いてみた。
「一番安く送りたいんですが。」

送料は、4.5ユーロ(約700円)。
ああばかばかしい。

しかし、送り返してせいせいした。
そしてメッセージボードに再度記入。

「ゲームを送りました。必ずやパーフェクトに機能する新品のゲームを送ってください。」

先の2個のメッセージを無視した担当者から、すぐに返事が来た。
「送ります。」

私がゲームを送り返したのは、先週の土曜だった。
今日でちょうど1週間。

なーんにも届かない。
このまま何も届かないのか。
でも、届いたとしても、きっとまたうまく動かないもののような気がする。

日本でのオンラインショップ利用も含めて、私にとっては初めてのトラブルだった。

勉強料、とか言うんですよね、こういう時。

私は、合計で35.5ユーロ(約5600円)を払って、
ネット上にはこんな信頼のおけないイカサマ・ショップもあるのだと、
こうしてありがたく、身をもって学んだわけだ。

ああやな感じ。

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バカな買い物―続報

昨日の続報です。)

私は、そのゲームはもう届かないんだろうと、思っていた。
なかば諦めもついていた。

ドイツの郵便局からオランダに送り返す時に、
むこうに届くまで何日かかるのか聞いてみたら、
「はっきりとはわからないが、ドイツを出てオランダに着くまで1日だろう」と言われた。
「しかし、そこから先の、オランダ国内での配達状況は、こちらではわからない」とのこと。
ごもっとも。

日本からドイツの我が家まで、航空便なら早ければ5日で着くというご時世なんだから、
オランダのその住所にだって、せいぜい3日もあれば着くんじゃないか、と私は思ったが、
さっきも書いたとおり、私は既に諦めかけていたので、
郵便局で送り返したと同時にかなりせいせいして、
そのゲームの事はあまり考えなくなっていた。

しかーし。

届いたのだ、今日の午後になって。
やはり同じ簡素な封筒で、会社名が印刷されているとかそういうことも無く、
差出人の住所氏名の記入も無かった。
切手も消印も、やはりドイツのもの。
中には、どう見ても新品に見えるゲームが入っている。

ところで、先日義弟がイタリア旅行からの帰りに息子を連れて行ってくれて以来、
諸般の事情により?息子はいまだに義弟の家にいる。
今夜で、もう6泊目になる。

三泊の予定だったので、その分の着替えしか持って行かなかったが、
義弟の奥さんが、お洗濯するから大丈夫と言ってくれた。
あちらの家で、いとこ同士仲良く遊んでいるらしい。

うちの息子は、外ではかなりの「良い子」なので、
義弟夫婦などは、「良い子」の息子にすっかりだまされて、息子のことをかわいがってくれるので、
私としては、ありがたいと思っている。

そう、我が家は、息子があちらに行ってからというもの、実に静かで快適である。

さて、ゲームは再び届いたものの、
息子が肝心のニンテンドーDS持参であちらに行っているため、
私がゲームを開封しても、試してみることができない。

義弟夫婦は、義両親と同じ町に住んでいる(我が家からは片道140km)。
来週火曜が義母の誕生日、ということもあり、
私達は、明後日からの1泊で、義両親の家に行く。
そしたら息子をピックアップしよう。

夫が義弟に、あと2泊泊まらせてやってくれと頼んだ。
本当は、今日の土曜に息子を迎えに行くつもりだったが、
あんまりいい天気なので止めにしてしまった。

ということで、息子にゲームを試してもらうまでは、
ちゃんと遊べるゲームなのか、まだわからない。

結果は、乞うご期待!
(…って誰が興味があるかな…。)


余談 :

そうそう、このゲームがちょっと他より安かった理由は、
ブックレットが全て英語だったから、だと私は思う。

ゲームを遊ぶ時の言語は、英語でもドイツ語でも、
ヨーロッパの五ヶ国語くらい?の中から選べるみたいだが、説明書は、英語。

え?ドイツ語じゃない?だから安いのか、と気付いたのは、
購入手続きがあれよあれよと言う間に完了してしまったあとであった。

もうちょっと高くても、ドイツ語のもののほうが、息子には良かった。
これに関しては、ひとえに、ろくに見もしないで頼んだ私に非があると言えよう。

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