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ニッポンのオミヤゲ

日本から来客があるような時、
「何か日本から持ってきて欲しいものはありませんか?」
と事前に聞かれることがある。

そういう場合、相手が幾分でも親しい間柄ならば、
私としても、重くもなく高くもなく、なおかつ私にとって意味ある日本食材を
場合によっては銘柄まで指定して、あれとこれとそれと…とお願いするところだが、
そういう場合でもこちらにしたって遠慮はある。

その人のスーツケースの中にどの程度の空きがあって
私へのお土産をどのくらい沢山詰めてもらえるのかわからないということもある。
その人の訪問先がもしも多数有る場合は、
私にだけでなく他の人にもお土産を用意しなければならないわけだから、
お土産の分け前はその分少なくなるが、そのあたりの事情はこちらにはわからない。

ほしい物があっても、さして親しくない方に対しては、
だから何と答えたらよいのか悩むことがある。

私の様にドイツの田舎に住んでいると、日本の何を頂いても喜びそうなものだが、
やはりどうしたって、頂いても嬉しくない物というのはある。

たった今のことを言えば、正直言うと海苔を頂くととっても嬉しい。
それも本当に美味しい高級海苔。
しかし高級と名の付く海苔は高いので、やはり頼むのは気が引ける。
(ドイツでも海苔は手に入るが、高いばかりで美味しかったことがない。)

読むものを頂くのはいつも嬉しいが、
そうは言っても、わざわざ書店に行ってこれを買ってきて下さいとは言いにくい。
それに、本にしてもそれなりのお値段がするし、
海苔と違って重くなるからこれも気が引ける。
支払うつもりでいてもまず断られる。そうするとこちらも心苦しい。

さて、しばらく前のこと日本から来客があり、
何か欲しいものは?と聞かれた時に、
私ははっきりとしたお返事をせずにただ、
いつもそういうことを誰かに聞かれると答える言葉を言った。
「機内で配られる新聞でもお持ち下されば嬉しいです」と。

そしてその方が色々とお土産に持ってきて下さった中に、
日本茶、羊羹、三盆糖菓子があった。

ああ。

実は、「なぜか今年は日本茶を沢山頂いて余っている位なので、
これ以上は要りませんから持って来ないで下さい」
と言いたかったのだが、気が引けたので言わずにおいたのだった。

実は、「私は大福もちとおせんべい・あられ以外の和菓子は苦手なので
羊羹は…特に羊羹は重いですし、頂いても嬉しくないので持って来ないで下さい」
と言いたかったのだが、気が引けたので言わずにおいたのだった。

やはり、言うべきことは言うべきであったと後悔したが、後の祭りだった。

ちなみに羊羹は、若かった頃程には今は苦手としないが、
ああ嬉しいと思って食べるわけではない。
実は私は、非常に甘い物を食べると
何かこう罪悪感のようなものに襲われるタイプであったりする。

三盆糖菓子は、透明フィルムに包まれてそれはそれは上品で美しいが、
どうも開けて食べようという気にならない。実にもったいない話だ。
いや、明日には心を入れ替えて、試してみよう。
実はさき程、こちらを見て心を動かされたところだ。

やはり物事ははっきりと言葉にして言うべきなのだ。
相手が親しくなかろうと誰であろうと。
せっかく日本からお土産を頂くのだ。
今後は気をつけることにしよう。

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夜中目覚めて

夜中に不意に目が覚めて、
1時間も2時間も眠れなくなる時、
不安のかたまりにどっと襲われ、
悶え唸りたくなる。


私はどうしてここに居るのだろう。
私は何をするためにここに居るのだろう。

に始まって、

本当にここが自分の居場所なんだろうか、
この異国の地が。

と続く。

私はここでこの先もずっと年を取り、
ここで死ぬのだろうか。

と、さらに続く。


全く別の人と、別の人生を、
生きていたかもしれなかった。
自分の国で。


自分がかつて思い描いた家族像の
かけらもない家族を築いてしまった。

手に負えない息子のことを考える。
どうしてこんな風になってしまったのだろう。

どこで何をそんなに間違えてしまったのだろう。
この先、あの子はどうなって行くんだろう。
気にかかって気にかかって、呻きそうになる。

日本に引越しそのまま永住したいと言う娘のことを考える。
どう手助けすれば良いのか、具体的な形が浮かばず、
ただ意味も無く焦る。


心許ない。拠り所が見つからない。


体のどこかが、理由もわからず痛む時には、
この先、この外国で、入院とか手術とか
そういうことがあったらどうしようと、闇の中で悪い飛躍をしてしまう。
そんなこと、とりあえず現実には、明日も起きそうにないのに。


自分が勝手に生み出しているであろう不安に、
夜中目覚めて襲われる。

眠れぬ夜の闇に、そして何度も寝返りを打つ。


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冗談の通じる相手通じない相手

我が家では、各自がベッド脇に水のボトルを一本置いています。

それは元々は夫の習慣でしたが、
寝る前とか、夜中に目が覚めた時とか、朝起きぬけにとか、
すぐそばに水のボトルがあれば、ぱっと飲めるので便利。

ちなみに夫のは、ドイツの普通の安い水(=炭酸入り)で、
私のは、炭酸無し(炭酸入りは、私の場合一度に沢山飲めないので苦手)。

さて先日の夜のこと、
階段途中にふと水のボトルが1本置いてあったので、
夫が、おぉこれは丁度良い、丁度水がなくなったところだったと思い、
それを持って2階の寝室に行きました。

そしていつものように寝る前にごくごくっと飲んだらば、
なにやらものすごい味がしたそうな。

なんだこれはと思い、よくよく見ると、
色がどうも「水」じゃなくて何やら黄色っぽい。

私はまじめな性格ですので、とっさに思いました。
「まぁ!どこかで買ってきた水に、異物混入!?」

夫は、不味い風味に悩んだものの、
幸いなことに例えば毒物に苦しむという様なことは無く、
そのまま寝てしまいました。


そう言えばしばらく前にスーパーで、
一見ジンジャーエールっぽい飲み物(500ml×6本入り1パック)を
夫が「これは美味しいかも」と言って初めて買ってみたことがあったのですが、
夫と息子が試しに飲んでみたらば、これが非常に不味かった…。
息子は、鼻をつままないと飲めない匂いだ、とも言っていました。
そしてその後はもう誰も飲まず、4本ほど残ったままに。

そんなことがあったわけなんですが、
察するに、どうやらその不味い飲み物を
(何ゆえにそのような飲み物が「売られて」いるのか不思議ですが)、
誰かが水のボトルに移し変え、少し水で薄めて水に見せかけ、
誰かをたぶらかそうとたくらんだ、と、そういう風に見えました。

そして、犠牲者は、夫だった。
で、犯人は? 誰がそんなことを?

我が家の場合、そういうことをするとしたら
それは息子と相場が決まっていますが、
翌朝になり夫はとりあえず私を疑ってみました。

冗談でも疑われては心外ですので、私は言いました。
「いくら仲が悪いといっても、私がそんなことをする人間に見える?」と。

でもそこで私はひと言付け加えました。
「ふふん、でも、もし、それが、私だったら、どうする~?」

そしたら夫が言いました。
「だったら、嬉しい」


おぉ、それは意外な返事。

……。ははーん、そうか。
なるほど…そういうものなんだろうな、と私は思ったものです。


実は私という人は、ジョークの通じない人間で、
冗談でも人をだますような行為が好きではないタイプの
なかなかの正義感の持ち主ですので、
まかり間違ってもそんな行為は思いつかないのですね。
 
しかしそんな私がふざけてそんなことをしたら、
確かに夫は嬉しくなるかも知れません。

互いに冗談が通じ笑い合える相手であったなら、良かったのにな、
と、何だか私はしみじみ思ったのでした。


息子はニヤニヤしていました。
父親がまんまと引っかかって、嬉しかったようです。


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検診の日

2週間前、婦人科クリニックでがん検診を受けた。

行ったのは以前住んでいた町のクリニック。
そこは3年程前に先生が替わり、
カルテごと全て引き継いだ新しい先生というのが女医さんで…
と、そこまでは知っていたが、
新しい先生になってからは行ったことがなかった。

今の所に引っ越して以来、
すぐ近所に婦人科クリニックがあるのでそこで検診は済ませてきた。
しかし正直言うと、近所の婦人科医を私は少々苦手とする。
(いい先生ではあるんですが。)


さて、検診の予約を取り付けたのは今から4ヵ月も前の話。
とても人気のある先生なのだろうか。
電話口の女性から、「10月末の予約になります」と6月に言われた時には驚いた。

まぁいい、とりあえず体に気がかりなことも無いし、
それでは気長に待つとしよう、と思ってずっと待ってやっとその日が来た。
 

9時の予約時間に間に合うように家を出て、
5分前に着いたものの駐車場が一杯。

ふむ…。

…と、男性が一人建物から出て来たので聞いてみた。
「あのー、出られます?」
すると彼は言った。「ああ、出るよ」
そして指に挟んだ煙草を示す。「これ一本吸ったらね」

ふ-。煙草ねえ。
もちろんそっちの方がはるかに大事だよねー
他人のために車を動かすより。

まったく…と思いながら駐車場をリバースで出たところに、
今度は別の男性が出てきた。彼はすぐに発進した。

一台分が空いたのでそこに停めることに。
しかし狭くて角度も難しく停めにくい。
ほぼ正方形のその駐車場は、そもそもが狭い造りになっている。
8台分有るが、中にはなかなか停めにくい角度のがあったりする。

先程の煙草おやじが傍に来て誘導するが、
少しばかり不親切にされた後で親切にされ私のイライラが募る。
なのですっかり無視して3度切り返し車を停めた。

そうこうしているうちに5分10分などあっという間。
4ヶ月も前に取り付けた予約に遅刻をしてしまったではないか。


受付の女性は、30歳前後かな、
化粧気は無いがものすごい美人。
肌も美しくて見とれてしまいそう。
雰囲気がまたとても良くて、優しくて温かくて。
おかげで煙草おやじのことをすっかり忘れた。

一向に待たされること無く、その美人の彼女がすぐに血圧測定してくれた。
測定1回目。「あら?血圧が無いわ」と彼女。

そうなのです、私は血圧が低く、特に朝などはそんな風に血圧が無いことも…。
というのは嘘ですが、流れが弱いのでしょうか。

測定2回目。
110/70くらいだったので、「あぁ、(血圧が)有って良かったわ」と彼女。
それは私の平常値だったので私も安心。

そして診察室に通され、待つこと5分。

その間に私は観察する。
なんてモダンな、ちょっと変わった形の内診台。
そしてそれを囲むハイテク機器類。

今の先生になった時にかなりリフォームをして、
機器類も全て入れ換えたのだろう。
クリニックは全体的にとてもきれいでお洒落で清潔な印象がした。

じきに先生がいらっしゃった。ドイツ人にしては小柄な女性だ。
私は目元に品のある女性が好きだが先生はまさにそういう感じ。
品もあり温かみもあるまなざしに、これなら患者も安心できそう。

内診は、、、全ての女性にとってそうであるようにかなり恥ずかしい。
しかしこのモダンな内診台には、幾分かでも気持ちを和らげてくれるものがあった。
ドイツに来て以来、この手の内診台にお目にかかるのはこれが二箇所目。
(日本ではただの一度も無かったが。)
こういうものの開発に日々熱意を注いでいるエンジニア達を思うと
何だか笑みが浮かぶ。
超音波のモニターで、体の現状を先生がゆっくり静かに説明してくれた。

最後に胸の触診を終えた先生が言った。
「診た感じでは何も問題ないと思います。
検査結果が出るまでに1週間かかりますが、
何も問題なければこちらから連絡を入れることは有りません」

丁寧に扱われて、こちらも嬉しかった。
握手を交わして診察室を出る。すべてが30分もかからず終わった。


ひとは誰かから温かく接してもらうと嬉しいものだし、
そのおかげでこちらにも優しい気持ちが芽生える。反対も然り。
そんな当たり前のことを、随分長いこと忘れて過ごしていたと気づいた。

外に出て車に乗り込む。
この頃、誰かから優しくされたことも無かったが、
自分から優しくしてもいなかったんだな。
クリニックに入る前と後とでは、全く違う気持ちになっていた。



(あれから2週間何も連絡をもらわなかったので、
とりあえず大丈夫ということで安心しておこう。
ただでさえ更年期障害らしき症状が何かとオンパレードなので、
せめて婦人科関係で病気が無いらしいことは実にありがたいです。)


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うつというのは

ちょうどよく湿気もあって、
気温も10度とかなり穏やかな今日の日曜日。

ENKE選手の自殺から早くも5日ですが、
何だかこう……考えさせられてましたこのところ、
うつと自殺について。

ナショナルチームGKだったENKE選手。
そういう立場にある人がいくらなんでも自殺とは…
と、誰もが思うわけですよね。
プロのスポーツ選手なのだから、
普通の人よりはるかに強靭な精神力があっただろうに、と。

今もそのショックに沈んでいる
ドイツサッカーファンの大人達子供達、
やりきれない思いで居ることでしょう。

今はサッカーをやめてしまったうちの息子も、
少し前まではエンケ選手のファンでした。
彼のタンスの中には、エンケ選手ネーム入ユニフォームと
ハノーファー96のキャップとブランケットが入っています。
(伯父からの昨年のクリスマスプレゼントでした。)

エンケ選手が隠しておきたかった病気(うつ病)ですが、
こうやって人を死に追い込むこともあるわけで、本当に恐ろしいものだなと。
さっきまでとりあえず体はぴんぴんしているかに見えた人が、
家族の目を盗んで自ら命を断ってしまうのだから凄いことです。

死にたくなる程つらい気持ちで何年も生きている人も気の毒なら、
うつ病の人を、そうとわかっていて手助けできない身内もまた
さぞつらいだろうと想像します。
それに、無関係な人々からは、「いくら何でも死なせることはないだろう。
何か手があったんじゃないか?」と思われるのだろうし。

自分の生に、何の意味も見出せなくなって時が経ち、
生きる道の先にあるものは真っ暗な絶望だけで、
死ねば楽になれそうだ、そうだ死ぬしかないのだと
そう思ってしまうんでしょうね、重くなってくると。

私にも、うつな気分になっていた時があって、
あれはこの二度目のドイツで1年程が過ぎた頃だったかな。
3ヶ月か4ヶ月か続いたその気分、なかなかつらいものがありました。

しかし、つらかったと言っても私の場合などまだまだはるかに軽かったわけで、
いざ死のうと思って具体的な策を練るところまでは全く行かなかったわけです。

段階で言えば幸いなことにごく初期であったと言えるであろう私のうつ状態。
あの時の私の心境はと言うと…こんな風でした。

1.何もしたくない。外に出たくない。人と会いたくない。

でも、買い物には行かなくちゃ、子供の学校の送り迎えもしなくちゃ、とは思い、
とりあえず日常生活に支障をきたすことは何とか避けていました。

2.気持ちは落ち込むばかりで食欲も無い。

でも、ただでさえつらいのに、
この上おまけに栄養失調で病気にでもなっては嫌だと思い、
まあ何とか食べる様に心がけてはいました。

3.明日自分が死んでも、誰も困らないばかりか、
悲しんでくれる人さえどこにもいない気がする。
だから死んでも別に問題ないようだわ。

しかし死ぬための手段というと、何も思いつきませんでした。
…と言うか、全く何もしたくないのだから、それを考えるのも億劫だった。

4.それにしても、元気なのに死ぬ、というのは、なかなか大変だろうな。

5.私が外国で死んでしまったら、
日本のたった一人の肉親がわざわざ来なければいけなくなって、
それも大変だろうな。迷惑かけるし。

6.どんな手段にしろ自分が突然自殺したら、
夫は何かと後始末が大変だろうな。

…とまあ続くわけですが、
あの頃、偶然だったのか何なのか、
息子が何故か時々私に向かって言った言葉がまた拍車をかけました。
「ママはもう死んでいいよ」
言っている本人は無邪気なものだったのですが、
うつな気分でいた私にとってはもう、まじに涙が浮かぶ程悲しかったものです。

しかしまあ、上記の様なことを思う余裕がまだ気持ちの中にあって、
落ち込みながらも、ごく普通の判断力と想像力とを失ってはいなかった。
死ぬしかないという所にまでは追い詰められなかった。

そんなわけで私は今もこうして
とりあえず傍から見た目にはとても元気に生きていて、
時として日替わりでやってくる更年期障害だか本当に病気なんだか
よくわからない様々な症状に困り悩みながらも、
呑気にここでこうやってブログを書いています。

しかしあの時、自分のつらい気持ちを
話せる人が誰もいなかったのはつらかったです。
聞いて哀れんでくれて支えてくれる人が、
どこにもいなかったんですね。

…いえ、その言い方は合っていないかも知れない。
こちらから頼れば優しい言葉をかけてくれるドイツ人の友人が近所にもいたのですが、
あの時の私は、外に出たくもなければ、人に会いたくもない状態だったので、
だから、「誰もいない」という状況を自分で作ってしまっていたわけです。

結婚している以上は
最も身近な配偶者に支えてもらえば良いようなものですが、
夫は「そんなのは気持ちの持ち様だ、弱気になるから駄目なのだ」
と考えるタイプなので、
こちらの気持ちをさらに明かしても意味が無く、私は口をつぐむことに。

真相は誰にもわからないこととは言え…、
エンケ選手、、、死の直前はどうだったのでしょう。
車を線路に乗り上げたまでは間違いなくまともじゃなかったでしょうけれど、
いざ列車に轢かれる直前には、
その轟音に恐怖を抱き正気が目覚めたのではないかと想像します。
引き裂かれ意識を失くすまでの、一瞬ではあっても猛烈な苦しみ。
死と向き合ったその瞬間に、人生最大級の後悔を抱いたのではないかと。

彼の心を癒やすものが何年も見つからなかったこと、
本当に残念でなりません。

先のことは何も見えません。
良いことがこのまま続くかも、悪いことがこの先終わるかも。
でも、見えないからこそ、
全ての確信はその先で危ういものとなるかも知れず、
全ての絶望は単なる勘違いであることを、
忘れずにいたいと思います。

人は、殺してはいけないわけです。
殺してはいけないならば、自分のことも殺してはいけない、となる。

しかしそうとわかっていても、
人は絶望の深い穴に落ちてしまうことがあるわけで、
這い上がれずもがき苦しみ、思考も判断も想像も失って、
もはや死ぬしかないのだ、となった時、
どうやって「戻れば」よいのでしょう、そうなる前の時点まで。

うつというのは本当に怖い病気だと改めて思ったこの数日でした。


今日がお別れのセレモニーだったのですねエンケ選手。

Abschiedszeremonie in Hannover

今は安らかになれたのでしょうか。
ご冥福をお祈りします。

Abschiedszeremonie4.jpg

Abschiedszeremonie5.jpg




・・・・・。

いや、やっぱり、安らかには
なれなかったんじゃないかと…。

魂が、自殺の場所から
動けなくなってしまうんじゃないかと、
そんな風に思います。

かわいそうだけれど、
本当にかわいそうだけれど、
やはり自殺は良くない。
そう思います。


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Author:granat
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