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七度目の春

ブログから十日間もご無沙汰してました…。

お元気でしたか。

弥生三月。

七度目の春も、近し。




自宅とミュンヘン空港を、この10日間に3回往復した。
飛行機に乗って飛ぶのは、私ではなく夫だったが。

自宅から空港まで、片道ほぼ90km近い距離がある。
飛ばせる区間は、もういくらでも。

最近は、つくづく思う、
私も飛ばせるようになったものだと。

飛ばせるようになっただけじゃない。
あまり動じなくもなった。

どこかのBMWが、
乱暴な運転でバックミラーに猛スピードで拡大して来ようと、
さして気に留めなくなった昨今。

実に大した進歩だ。
しばらく張り合う気すら、頭をもたげる。

じきに現れる直線か左カーブであっさり抜かれてやるのは、
日本人のたしなみというものだと勝手に思う。

先週末の土曜。
朝8時ちょっと前に着くという夫を迎えに
空港に向かった。

家を出たのは6時半。

天気は最高で、遠くアルプスの山並みが
幾重にも絶妙な線を描いているのが時おり見えた。

大自然をこよなく愛するタイプじゃなくても、
おぉ美しいと思いながら走る。

最近は、
南ドイツに住むというのはちょっと特別なことかもと、
思わなくもない。

実に大した変化だ。
いやこれは、ある種のあきらめだろうか。

ただただ広い野原を抜ける道路で、
昇る朝陽が右のサイドミラーに反射する。

前方の、遠く左右に散らばる家々の、
その窓ガラスにも朝の太陽が光る。

土曜早朝の道は空いていて、先行車も後続車も無い。
空は明るくても、なにやら孤独だ。

週末はトラックがいない。
もしくはかなり少ない。

土曜の午後からは、
トラックは走行禁止になっている。
環境のために。

陸続きの外国から来るトラックは、
そんなドイツの決まりを知ってか知らずか、
たまに堂々と走っていたりする。

空港に近づく頃、交通量も増える。
これが平日だと、もっと増える。

空港エリアに入ると、
ターミナル1へ行くのか2に行くのかで、
迷う車が少なくない。

速度を落とし、進路を確かめ走る車は、
まさに以前の私。

前方に、道をよく知っているBMWがいる。
あぁもちろん、
BMWは何だってわかっている。
どこだって飛ばす。

そして速度を落とした先行車を、
BMWはじれったそうに、車間を詰めて追い立てる。

なんであぁかな、BMW。

私は、ドイツに暮らすようになってからというもの、
次の車はBMWだったらいいなと思ったことがある。

BMWが好きなわけじゃない。
ただ、BMWに乗ったら、私だけは是非とも模範運転を示すのだ、
と思ったのだった。

しかしもしかすると人は、
BMWの性能と魅力と魔力にとり付かれて、
ああいう運転になるものなのかも。

これは乗ってみなければわからない。
いつか経験してみたいものだ。

しかしそれにしても、
追い上げられても動じなくなったものだと、
この頃自分のことを思う。

慣れたものだ。それなりに私も。

夜間の運転が、暗過ぎて苦手だ嫌いだと言ってきたドイツで、
気付けば真っ暗闇で昼間と同じ速度を出すようになった。

慣れたものだ。それなりに私も。七年も住んで。

しかしまぁ、知ってる道に限っては、という条件付きで。

土曜朝の、空いた道路を走って、
空港到着まで1時間10分という
全くどうでも良い新記録を樹立。


雪の消えた庭に、
クロッカスが小さく花開き、
そして今日はまた雪が舞った。

Krokus

二度目に住むドイツ。

七回目の春も近い、かな。


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雪に埋もれて

春も近い、

てなことを昨日私が書いたので、

もちろん今日は雪。


向こうの木々も見えぬくらいに雪は降り、

schnee

埋もれそうになったクロッカス。

schnee

そして15cmの積雪に、庭は再び白一面。

花びらをそっと閉じて、

雪の中でじっとしている健気な姿を思うと、

ちょっとした感動を覚える私です。

植物はすごい。

そう思います。


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思案

私の住んでいる所は湖がすぐなので、
身近な生きものというとやはり水鳥達。

眺める度に感心します。
よくもまぁ、あんな冷たい水に
日がな一日浮かんでいるものだと。

小鳥達にも感心します。
あんなに小さいのに、凍えないで元気で。


ところで今朝は、温度計を見てビックリしました。
なんと外気温マイナス14度。

昨夜の天気予報で、
夜間が冷え込むことは伝えていましたが、
まさかほんとにそんなに冷えるとは。

日中はそれでも気温が上がりに上がって、
なんとマイナス2度まで!(笑)

私が先日「春も近い」なんてことを書いてしまったので、
もちろん寒気到来です。



さて、我が家にウサギがいることは
かねがねここにも書いて来ましたが、
ウサギは気の毒にも冬の間はほとんどケージの中で、
そのケージはガレージの裏。

建物の中が嫌いなウサギなので、いつも外です。
そしてウサギに見える景色は、裏手の森。

毎日、夕方くらいには、
ウサギに晩ごはんを届けに行くんですが、

昨日はふとその手前で足元に何か、
小さくて黒っぽいものがあることに気付いて、
思わず足がすくみました。

とっさに思いつくのはネズミ。
でも、ここの森のネズミにしては大きくて、
薄暗がりの中でどうやらそれは
小鳥の死骸のように見えました。

私は、何かが「死んでいる状態」というのがとても怖くて、
それが昆虫ならまだ平気なのですが、小動物だともう駄目。

死んでいるのに、
絶対動かないのに、
とにかく怖い。

でももう暗いから、怖くないとしても何も出来ないと思い、
そのままにして一夜明けたら今朝のマイナス14度。

朝の明るい所で恐る恐る見たら、
やはり小鳥でした。

どういう理由かそこに横たわってもう動かないその可哀想な鳥は、
頭から背中が、深くて綺麗な渋い緑で、尾はかなり暗いグレー。

傷があるようには見えない。
血も出ていない。
壁に激突してしまったのだろうか。


この投稿を書くに当たって、
鳥の名前もろくに知らない私は、
先ほどインターネットで検索。

真っ先に出てきたアルゴリズム野鳥図鑑というサイトで調べたら、
どうもメジロのよう。

ところで、これがなかなか良くできたサイトでしたよ、皆さん。


昨晩のショックはとりあえず覚めていたので、
今日は、放っておくわけに行かないし片付けなくてはと思い、
日本製のプラスチックの軽いスコップ
(かつて東京で雪かき用に買った物)を取って来て、
小さな骸をそっとすくい上げました。

じかには、絶対無理。
手袋をはめていても、絶対無理。


庭のどこかに埋めてあげよう、
と思ったのですが、
先日の雪に覆われ庭はまだ真っ白。
積雪は25cm位でしょうか。

これだけ寒いと積もった雪もまださらさらで、
雪をどけるのは簡単なのですが、
その下の土は、凍っていてあまりに固く、
小さな穴も掘れない。

どうしたものでしょう。

白い雪の上に、小さな小さな躯を横たえて、
ごめんねと言って今日は終わりました。


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風の庭にて

一昨日と昨日の朝は、
マイナス14度というものすごい寒さでしたが、
今朝はそれよりも8度も上がって、
それはもうだいぶ穏やかに…。

いえ、8度上がったと言ってもまだマイナス6度なので、
かなり寒いです。はい。



前回、メジロらしい小鳥が
ガレージ裏で死んでいたことを書いたんですが、

見れば見るほど、

― いえ、死んだ小鳥の方ではなく、野鳥図鑑サイトの方を ―

これはメジロではないみたい。
(まぁどうでも良いのですが。)


背中から尾にかけての色合いはとても似ているんですが、
頬の所が丸く白いんですよ。
サイトにある写真のメジロは頬が白くない。

頬が白いんだからホオジロかと単純なことを考えますが、
ホオジロはまた別の鳥。

いやー野鳥図鑑、面白いです。



さて、いずれにしても。

昨日はそれを何とかせねばと思い、
庭のどこがいいだろうかと考えました。

適当な所の雪を退け、
地面をスコップでつついてみますが、
凍っていて全く歯が立たない。

天気は良かったんですが、
昨日は冷たい風がとても強く、
雪を片付け地面を出してしばらく待っても、
土はさらに凍りそう。

仕方が無いので、
少しでも掘れそうな場所は無いかとやってみたら、
ありました。見当を付けた所から1m脇に、
少し土の柔らかい場所が。

40cm程の穴を作り、
さてここからどうしようと思ったところにふと、
ウサギの餌の干し草を敷こうと思い付き、
それを敷き詰めメジロをおいて、
干し草で覆い、土を戻して作業終了。



あぁここに埋めたんだな…と思うと、
その気持ちは何とも表現しがたい感じ。

うちのウサギやモルモットが死んだら、同じことを…
と考えると……いやだなあ。



そういえば中学生の頃、
一年生の時だったか、夏のある日の帰り道に、
道端に死んだスズメがころりといて、
私はそれを拾って家に帰ったんですよ。

今回同様、特に傷らしい傷も無く、
きれいな状態でした。

今では考えられないんですが、
あの時は素手で、手のひらに載せて、
てくてくと歩いて帰ったんですね。

そして家の庭の片隅に勝手に埋葬。
母親にそれを話した様な気もしますが、
どうも記憶が定かじゃありません。

そんなことがあったなと、
ふと思い出しました。


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田舎の町でパン粉を買う

娘の学校がある町に、
小さなアジア食品の店があるのを見つけて、
ある日初めて覗いてみたのは
昨年秋の頃だったろうか。

私にとって長くお目にかかったことの無い
日本の食材もちらほらと有ったので、
それ以来時々寄っては、少しばかりの買い物をする。

少々べらぼぅなお値段なので、
あれもこれもと太っ腹に買い物するわけに行かない。

ある日、そこの店になんとモヤシがあるとわかって以来、
時たま寄る度に、私はモヤシを買う。

日本のモヤシのお値段など、
とっくに記憶が薄れかけているので、
優に日本の4倍は払っている様な気がしないでもないが、
まあいい、ここはドイツだ、と思って、
たまに奮発して2袋も買って帰る。
(ちなみに1袋は250gで1ユーロ。1ユーロ≒123円。)

つい先日は、モヤシとパン粉を買おうと思って立ち寄った。

そこのパン粉は韓国製なので、
パッケージには韓国語が並んでいるが、
透けて見える中身は日本のものと変わらない。

店のオヤジさん(ドイツ人)は、客が入ると必ず応対する。
「何か特別なお探し物でも?」と言って。

そして私は、何故かいつも、たどたどしく答えるのだ。

えーと…、
アノ…
シュプロッセン? (←オヤジさんにはこれで「モヤシ」と通じる)
は、
アリマスカ?

こういう店でたどたどと喋るのは、
ちょっと面白かったりする。

そして、パン粉も買いたかった私は、
「あぁそれから、パニァメールPaniermehlも」と言った。
パン粉の棚がどこかもわかっているが、
せっかく腰を上げたオヤジさんの好意は無に出来ない。

すると、

「オー、パンコー」

という返事が返って来たので、私は少なからず驚いた。

発音なんかなってない。

パァンコォーゥ

という感じ。

しかし何ゆえにここでニホンゴが出てくるかと、
私は不意打ちを食らう。

お目当てのパン粉は韓国製なので、
どうせ言うなら、韓国語でパン粉と言うべきところだろうが、
もしかしてオヤジさんは、
私がニッポン人だとすっかり見破っていたのかも知れない。

どうしたってニホンゴが聞こえてくるわけないと思い込んでいる場面で、
ニホンゴの単語をひとつでも聞くと、人間多少なりとも混乱する。
それが日本語だと認識するまで一瞬悩むために、反応が遅れる。

外国の田舎にいると、パン粉一つ買うのでも、
そんな風に楽しめたりするのだった。


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