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もぐらは今日も

冬タイヤに換えてから
丁度よいタイミングで雪が2cm降った
と思ったのは先週あたまでしたが、

この四、五日は、なんだなんだと思う様な
かなり穏やかなお天気で、
気温もかなり高めで日中15度とか。
なにかこう、調子狂う天気ではあります。

でも、毎日これくらいだと、
寒いのが苦手な私も冬を好きになりそうです。


このあいだの土曜日で夏時間も終わり、
日曜には時計を戻して1時間得をしましたが、
その分夕方が早くに暗くなるということで、
それもまた嫌だなあと思ったりします。


さて、もぐらに悩まされた前の冬には、
夫が頑張ってあれこれと策を講じたのですが、
どれも苦労の割には効果ゼロに終わり、
今年の夫の唯一の策は、もぐら撃退グッズ。

Maulwulf-vertreiber.jpg

これ一本でなんと、1000平米をカバー!
とのことで、それは嘘だろうと誰もが思うところだと思います。

これをネットで2本注文。
つまりはなんと2000平米分をカバーする威力なわけですが、
言うまでも無くうちにはそこまで広い土地は無く、
ただ、1本よりは2本かなー位の軽い気持ちで購入。
そして庭のあっちとこっちの地中に、すっかり埋めました。

それを埋めておくと、
20秒に一回だか音がして、
もぐらがこうなる。
Maulwulf.jpg
そして退散してくれる。

ということらしいのですが、
相変わらずもぐらの山は増え続け、
一体効果がこの先出るのか何なのか。

「埋めた直後には、
もぐらもびっくりして動きがさらに活発になることがあるが、
その後効果が出て来る」ようなことが
説明書に書いてあるのですが、
うちのもぐらの場合、
活発になってそのまま活発が続いているような。

今2週間経ったところですが、
効果の程はいまだ不明。

土の質にも寄るらしいです。硬いと音が伝わり易くて良い。
でも、うちの庭はあんまり硬くないので、だから効かないのかな。

そんなわけで、結局のところ、
毎日もぐらが元気に山を次から次へと築くのを
ただ見守っているだけの日々。

DSC05832.jpg

たまーに、土がもこっもこっと動くのを目撃することも。

そんな時に、夫にそっと近づいて行ってもらって、
何かでプスッとやってもらうというのはどうだろうかと
思ったりもしますが、想像するとやはりかわいそうです。

この土をこっそり丁寧に退けると、
地面にぽっかりもぐらの通路が見える、
という理屈だと思うのですが、
決して見えたことが無い。

不思議なものです。



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羊飼い

あぁ何週間ぶりの更新だろう。
ずいぶんと遠ざかってた。

一向に、
書く気にならず、
うまくも書けず、
書くことも無く。

しかし今日のその光景は、
久々に書くかなー
という気持ちにさせてくれた。

だから書いておこうっと。



昨日は一日雪が降り、
その割には朝見たら5センチほどしか積もっていなかったが、
今日は朝から青空が広がって、
寒くはあったがとてもきれいな、
ブルーと白の冬の始まりの一日になった。

午後に一人で車で出かけた。
その幹線道路に出てほんの数キロ行った所で、
道路わきの草地に、普段ならただただ草原のその空き地に、
一体何十頭だったろう、それとも百頭を超えていただろうか、
突然にしてそれはそれは沢山の羊が群れていたので、
私は思わず目を見張り、車の速度が緩んだ。
大人が一人か二人、羊と一緒に居たように見えた。

ここ数日私はその道を走ることがなかったが、
あんなに沢山の羊が、いつからあそこにいたのだろう。
どこから来たのだろう。そう思うと不思議だった。

本当に、一体どこからやって来たのだろう。
それに、どうやってここまでやって来たのだろう。

ゆっくりと、しかし延々移動し続け、
野原だけを渡り、冬でも草のある場所を求めて、
そしてここから先はどこへ行くんだろう。

道端には、邪魔にならぬようにして古く小さな車が一台停まっていた。
羊飼いの親父さんの車だろうか。
夜はこの中で眠るんだろうか、マイナスになっても何度でも。
それとも近くの安いホテルを探すんだろうか。
でも、羊たちから目を離せるんだろうか。
羊たちはじっと夜じゅういい子にしているんだろうか。

しかし外はこんなに寒い。
一体どんな生活だろう、羊飼い。
羊にはさまれ埋もれたら、暖かく眠れるんだろうか。
あぁ、想像もつかない。

夕方の5時をまわって帰る頃には、
日も暮れてあたりはだいぶ暗かったが、
それでも羊の群れはまだよく見えた。
だって道路からほんの数十メートルのところに居るのだから。

昼間見た時には広々と群れて草を食んでいた羊たちが、
ふさふさの毛の黒い犬に誘導され、周囲を固められては、
体を寄せ合うようにして、小ぶりな群れへとまとまりかけていた。

そうだ、ああいう仕事をする犬を、牧羊犬と言うんだった。
実際に目にしたことは、かつて無かった。

羊飼いは青年ではなく親父さんのように見えたが、
私は「アルケミスト」の主人公を、あの若い羊飼いとそのお話を思い出し、
なんだか不思議な光景を見たような気分になった。

明日もまだ、いるのかな。



ちなみにそのお話とはこれです。
アルケミスト - 夢を旅した少年




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