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自分を見失ったと思う時

夏はとうに過ぎ去り、秋晴れも少ない今年のバイエルン。

子供の頃から、夏が終わる頃に落ち込む癖のある私だが、
今年は9月が過ぎてもウツウツし続け、思考回路は少々ネガティヴ。

…と、前置きをするワタシ…。


さて。

もう何年も前、あれはまだ私達が結婚する前だったと思う。
多分、18年も前のことだ。

あの頃は、彼も私も東京に住んでいて、
週末のその日、私達は、彼の友人宅のホームパーティでわいわい飲んでいた。

何かのきっかけで私は、その日初対面だったある日本人女性と話した。
その人は、過去にアメリカ人と結婚したけど数年で離婚した、という人で、
私よりも10歳近く年上に見えた。

あの時私は、心の中で生意気にも思った。
ふーん、あなたは、要するに国際結婚に失敗したわけね、かわいそうに。
でも、私は違うわよ、私は大丈夫、絶対に失敗などしない。
彼と私は、ずっと仲良くうまくやっていける…。
あの頃の私は、本気でそう信じていた。

私は、あれきり何年も何年も忘れていたあの女性のことを、最近になって思い出す。
(彼女には、子供はいなかった。子供をもうけること無く離婚した人だった。)

18年後の、今の私は、自分の今のこの現実を踏まえた上で、思うわけだ。
ああ、あの人は、(そのアメリカ人と離婚をして)利口だったな。

結婚って、元を正せば他人だった相手と暮らす生活そのもので、
そこから生じる思いや悩み、子供がいればいたで家族の中の人間関係など、
うまくいかないことがなんと多いかと、私は毎日思う。
(ブログに気安く書けない事が、どんだけあるかと思うね。)

私の現在を、18年前に予見し得ていたなら、
私はきっと、国際結婚などしなかったし、
こうして外国に暮らすこともきっとなかった、はずだ。
(もとより、外国暮らしに憧れたことなど、ただの一度もなかった。)

もちろん、ここまでの全ては、
その都度自分の選んできた道なのだから、
今さら考えても仕方ない。
人生は、やり直しのきかない実験みたいなところもある。

国際結婚の子供達が、
十代にもなってくると、どこかの年齢で必ず対面する(と聞く)「自分って何だ」問題。
アイデンティティ。
自分が自分であるということ。
自分のルーツって何?

私自身は、100%日本人で、国際結婚の子供ではないが、
それでも一体何年前から私は自分でその問いかけにぶち当たってきたんだろうか、
と、思う。

対面しても答えの出せない問いかけ。

いつしか日本人離れしてしまい、
かと言ってドイツ人に近づくこともない自分がいる。

まったく、自分って何だ?だ。


ところで。

先日ご年配の日本人の方と食事する機会があった。
日本在住の方で、ドイツ訪問中だった。
もちろんルーツはしっかり日本。
識者の方なので、私は、実は結構緊張した。

変なことを口走ってしまったらどうしよう。
日本語が怪しくなっていたらどうしよう。

普段、インターネットで日本のニュースを見るとしても、
ほんのいくつかの、それもニュースの見出しだけ見るだけ、ということも多い。
だから私は、日本のことに全く詳しくないから(ドイツのことにも詳しくないけど)、
何かトンチンカンなことを言ってしまうかもしれない。
そうならないように、せいぜい気をつけなくては。

なーんて思っていたものだから、始終緊張した。
(お会いしてみたら、なかなか無口な方だったので、私の緊張もそれだけ増した。)

まったく、こうなった自分って、何なんだろうな。
日本人に会うのも、緊張が伴うから億劫になり、ドイツ人と話すのは疲れた。

私みたいな、ある意味精神面で弱い人間にとっては、
きっと、今の全てに対する「器」というものが足りなかったということか。

私は、自分が自分らしくあると思っていた昔の自分を、
とうに見失ってしまったのだと思い、
心許ない気持ちで胸が一杯になってしまうのだ。

(次回につづく~。かも)

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コメント

なかなか辛い話しなのだ

ガーネットさん、こんにちは!
ちょくちょく覗きに来ておるのだが、今回は随分、考えさせられる内容だったのだ。
確かにガーネットさんの言うように知らなければ、その苦労なんて分からんものだ。
とっつぁんだって国際結婚の良い面しか見ておらんのでな、その苦労なんて想像もつかぬ。

その中で日本人との接触。
まずい話し方になるかもしれない!
それは仕方ない事なのだ。
その事で、どうこう思う人こそ器が小さいのだ。
ドイツでの生活が長くなれば当然の事なのだ。
口で言うのは簡単なのでな、それこそガーネットさんの立場に立ってコメントできてないかもしれん。

辛い面も多いかと思うのだが、今ある事を見詰め直して欲しいのだ。
この生活を維持して何年になるのか?
そして、ここ迄、やって来た事を考えると、何も弱いとは思えん。
怠慢な態度は不要なのだが、今の環境を築き上げた、自分自身に誇りは持って欲しいぞ。

所詮、何も分からぬとっつぁんなのでな。
ガーネットさんの辛い面を感じ取る事も難しいのだが、起こる出来事に負けても、自分の気持ちに負けて欲しくないのだ。

何だかしみじみと読みました。
自分には無い発想があり、興味深いコメントです。
おとっつぁんどうもありがとう。

こういうテーマで書き出すと終わらなくなりますので、
まだ書きます(笑)。

いつか抜け出す日が来ます

ひとごととは思えぬテーマです。
私の場合、ダンナが日本語が出来る事と、オーストラリアという国自体、日本に対する理解が深いという2点でかなり助かっている部分もありますが。それでも、しんどい事はたくさんあります。外は毎日快晴なのに、ひきこもりになりそうな気分の日が続くこともしばしば。
ところで、7月から9月にかけてケルンから来た交換留学生がうちに滞在していたのですが、いやー、参りましたね。15歳にも関らずすごい保守的で、白黒つけねば気がすまない性格!その上、すごい偏食。でも、ドイツ人というのは、いろいろな意味で日本人ににているなあと思いました。真面目なところとか、外国人に対して寛容でないところとか。だから、日本人がドイツに暮らすとしんどい事が多いのかもしれませんね。
大丈夫、ガーネットさん、そのうちポジティブモードに切り替わる日がきっと来ます。

私など、ダンナの日本語にうんざりしてもう15年ですよ。
長いこと全く何の上達もない彼の日本語に、自己防衛本能が働き、難聴にすらなりつつある今日この頃です。特に、発音を全く重視しない彼の姿勢が、私をイライラさせるのです!
カッコイイとか思った国際結婚、ああ私って、バッカみたいです、こんな大変なんて…。

交換留学生を受け入れるなど、私にはきっとできない芸当だと思います。もとより料理も下手なので、そんな難しい子が来た日には、きっと私は翌日にぶっ倒れてしまいます。

いつか抜け出す日が来るんでしょうか。
ドイツにそれこそ何十年も住んでいる日本人女性たちにたまーに会う機会があると、どの人もみんな開き直りと悟りがあるから、実にあっけらかんと元気にからから笑っているので、私は、実は、なかば呆れます。こう言ってはナンですが、皆さん恥も外聞もないような印象になってしまっていて。それとも、いっそああいう風になってしまえばどれだけ楽だろうかと思う気持ちもおきてきますね。でも、ああなるのもちょっと、と思うと、うぅむ、板ばさみ状態です。

<実にあっけらかんと元気にからから笑っている>
pharyですが、実はやっぱり悩みは尽きないんですよ。
うちの場合はだんな君が偏屈で人付き合いがよくないということ。
私は学生時代から、みんなとわいわいやるのが好きだったから、結婚したら友達どおしよんだりよばれたり、私の友人に加えてだんな君の友達も、、、と思っていたのに、だんな君は人をうちによぶのが嫌いなんです。
たまによぶともう緊張しまくって掃除やらなにやら完璧にしようとするから、すっかり疲れてしまって、ますます人を招待するのが億劫になってしまうのね。
私は多少うちの中が散らかっていたって、お料理が失敗したって、「ごめんねぇ。」で通っちゃうような友達づきあいが理想だと思っているのですが、そこのところで二人の意見が一致しません。
私が無理に誰かを招待するとだんな君が不機嫌になってしまうので、今ではだんな君のいない平日の朝食会をたまにするくらいです。
招待しなければ招待もされなくなっちゃうわけで、親戚がみんな遠くに住んでいるから、週末なんて誰も尋ねてこないしおよばれもほんのたまーに。(私のブログ読んでいて気が付くでしょう。)子供たちだってもう両親なんかと一緒に行動しない年だし、まったく、だんな君が退職でもしたら二人っきりの生活に耐えられるだろうか?今はタルがいるから少し救われているけど、将来は?(タルちゃーん、長生きしてねー!)
多分来年からUrlaubはだんな君と二人きりなのよね。他人の前で大きな声で笑ったり話したりするのが嫌いなだんな君とひっそり肌を焼くだけのUrlaubなんて、、、正直行きたくないし。
ということを考えると本当に滅入ってくるのです。だから、考えないようにしているのかもしれません。
せいぜいだんな君に文句言われない範囲で楽しいことをみつけ、やるしかないのです。(↑の朝食会みたいに。)
ごねんなさい、私の愚痴になってしまいました。

Pharyさん

「実にあっけらかんと元気に…」以降、うーん、ちょっと言葉が悪かったですね私のコメント。反省。

ところで、うちの場合は、どちらかと言うと主人が人を呼びたい方です。そのために料理作らなきゃいけないような時は、料理下手な私は正直気が乗りません。でもそうなった時はそりゃまあ頑張りますが。お茶とかなら平気です。腹が立つのは、彼は人を呼ぶだけ呼んでおいて、料理、セッティングは私に任せようとするところ。私に時間的余裕があれば問題ないのですが、そうじゃない時は、ゲスト到着の頃にはそれが理由ですっかり夫婦喧嘩になっています(笑)。

相手がどこの国の人でも、どこに暮らそうとも、関係ないのかもしれませんね、夫婦の間で意見の合わないこと等どの夫婦でも山とあるわけだし。つい、「外国に住んでいるから、夫が日本人じゃないから、だからこうなんだ」みたいな方向に考えが行ってしまいがちです。

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