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犬を飼うのか飼わぬのか

前回の、ヒビの入った鏡が不吉かどうかに対し、
世界中からただの一個もコメントが来ませんでしたので、
私としましては、すっかり安心~。
だいたいどうでもいいのよねそんなこたぁ。

さてさて。

私のつたないブログを前々からお読みくださっている皆さんの中には、
我が家が息子の要望を聞き入れて犬を飼うことにしたのかどうなのか、
ちょっとくらいは気になっている、という方がいらっしゃるかも。
いや、いらっしゃらなくてもいいのです、
とりあえずその後のことを書きとめておこうかと。

クリスマス・プレゼントに「犬を飼ってもいい」との
許可を親が与える「犬クーポン」を望んだ息子だったが、
私はそれをあげなかった。

なぜかと言えば、
犬を飼うことで生じる責任を、息子が果たせるわけが無い、
という理由からだった。
かと言って、「私の犬」として飼うことを息子が受け入れるわけが無い。

息子が「自分にできない」ということを理解したくないのはよくわかっていた。
しかし、どうしても理解できないなら、息子はその点で馬鹿である。
「モルモットの世話をできなかった」ということから自分で何も学ばなかった、
ということだ。

犬を飼ったら、どうせいつかは投げ出す息子のせいで被害をこうむるのは、
私と、そして、飼われる犬自身ではないか。
それすらも考えられない人には、やはり無理なのだ。

息子の投げ出す責任を、私がどこまでカバーできるか。
(私は、飼うとなればそりゃあ腹をくくって責任を取るつもりではいる、しかし、だ)
私はもともと犬が怖いので、
さあどんと来い!とは言えない自分があることは否めない。

クリスマス直前の23日、娘は根気良く弟に向かって話した。
「自分が変わらなきゃだめ!」

娘の言うのは、(学校で意地悪されることのある)自分を変える、ということであり、
いろんな意味で、大人になる、ということである。

これは、もちろん息子にとっては簡単ではない。
幼稚園の頃はよかったなあとか言うことすらある息子だ。
オトナになどなりたくないのだ。

しかし、今のままの弟では、犬を飼うところにまでも達しない、
というのが娘の言い分だ。
5年前に自分で望んだウサギの、その世話を自分はできなかった、と
潔く認めた娘の言い分だ。

私は、いつも思ってきた、
男の子というのは、女の子よりも、幼いのだ、ある年齢までは、と。
しかし娘は、それは違う、と言う。

9年生(日本の中三)の娘は、学校で下級生の子と喋ることもあると言う。
下級生の男の子と喋ると、自分の弟がいかにコドモかわかるそうだ。

小さいうちは、男の子は女の子に比べ、甘えん坊で幼稚である、
女の子は概して早熟なものだ、と一般に言われることを単純に思う私は、
娘に言わせれば、違っているのだ。
ふうん、そうか、うちの息子は他の同年齢の男の子よりも幼稚なのだ。

前にも書いたが、そもそも子供に生き物の世話などはなから無理である。
自分自身が誰かの世話を受けて生活を楽にし生きているのだから、
別の何かの世話をそこそこ完璧にできるわけが無い。
犬の世話など、無理無理。

娘は、しかし、一つの希望を弟に持たせた。
自分が変わったら、犬を飼える可能性だって生まれてくるよ、と。

うぅむ、その可能性を与えることが、
今後どんな風に息子に影響を及ぼすのであろうか。

いい子になったら、
強い子になったら、
思いやりのある子になったら、
意地悪されても負けない子になったら、
(色んな意味で)今よりオトナになったら、

犬が飼える。

そうでなければ、ムリ。

そして、息子は言った、変わる!と。

息子は、やっと静かになった。
犬犬犬と言わなくなった。

しかし、別段変わろうと努力している風にも見えない。

私は、しばらく彼を見守ることにする。
変われるわけなどないのだ、とも思うし、変わってほしい、とも期待する。

思いやりが心に生まれなければ、
そして、ちょっとくらいはオトナにならなければ、
生き物の世話などできるわけがない。

とにもかくにも、クリスマス・イヴからは静まった我が家である。

犬を連れて歩く誰かを見かけるとき、私はいつも振り返るようになった。
私にできるだろうかと、考える。

息子が「変わったら」、「成長したら」、
犬と生活する息子の夢が実現するかもしれない。
心の友を得て、精神が安定する息子の姿があるかもしれない。

しかし、今の息子ではだめだ。
犬を飼えるかもという可能性が、息子を良い方向に導いてくれるといい。
そんな風に思い、これからの息子を見ていくことにする。

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コメント

隣のチェコからお邪魔させて頂いてます。
鏡の事なんですが、チェコではヒビが入ったぐらいじゃ大丈夫だと思うけど、割れてしまったらその後7年間不幸が続くと言われてるみたいです。
割れてしまわないように気をつけて下さい!!!
ガーネットさんのブログ、とっても共感する事が多く近くに住んでたら是非お会いしてみたい!!と勝手に思ったりしてます。
これからもブログ楽しみにしてます!!

まあ、チェコからですか。はるばるありがとうございます。
共感頂けることがあるとのこと、嬉しいです。

7年の不幸!すごいですねー。
うちなどは、たとえ鏡が真っ二つに割れなくても、ある意味不幸な部分がありますが、
これを機にヒビの入った鏡は処分しようかなーと思ったりしています。
でも、おそらく、鏡が割れたらそりゃ危ないからとっとと片付けろ!
という教訓だったりするんでしょうね、そういうの。
ドイツで私が知っているのは、「塩を切らすと貧乏になるゾ」くらいです。

Dianaさん、すみません、
昨日は見当違いなことを書いたと今朝になって気づきました。
「危ないから早く片付ける」ではなく、
「7年も不幸が続くから壊さないように気をつけなさいよ
という教訓なんでしょうね」
と書くべきところでした、失礼しました~!

ガーネットさん、初めまして。
犬を飼うかどうか気になってましたよ!
(いつも読み逃げばかりでしたが今日は初コメ。ガーネットさんのブログ好きです。)
ところで、9年生の娘さんはなかなかやりますね!
息子さんが犬を飼えるようになるのか、今後の展開が楽しみです。

こんにちは。
ガーネットさんと息子さん両方の気持ちがわかる気がします。
熊子も子どもの頃、犬を欲しがりましたが
ガーネットさん宅と同じように親に反対されました。
でも「お前には無理。責任もてない」と言われても
当時はどう大変なのかイメージできなかったんですよね。。。
結果的には飼うことができたんですが、大変だと思いながらも
犬との出会いはいろいろなものを与えてくれました。
息子さんもガーネットさんに認めてもらえるように
成長されると良いですね!

Yogacatさん、初めまして!

Yogacatさん、初めまして!
私もYogacatさんのブログを見に行ったこと何度もありますよー。
ブログを「好き」と言ってもらえて、嬉しぃー。
娘は、しかし、弟が変われるとは思っていないようで、どうせ無理無理、って言ってます(笑)。どうなるんでしょうね。私自身もまだわかりません。
さきほど投稿した記事もお返事に代えさせてくださいね。

熊子さん

私も、小学校の時分に、猫が飼いたくてねだったことがあります。
でも、確かに、熊子さんの書かれているように、具体的にはどんな世話があるとか、何も自分ではわかっていなかったし、それどころか、「責任」なんて考えもしなかった。ただ、飼いたい!という気持ちだけでしたね。そして、「死ぬのが嫌だから」の母の言葉にあっさり納得し引き下がりました。やはり、「責任」という概念そのものが、息子にはまだ難しいのかなあとも思ったりしました。
最新記事もお返事に代えさせて頂きますね。

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