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仕事を辞めない道、辞めた自分

夫の、仕事がらみの知り合いに、30代前半の男性がいる。
その彼が、「来週から5ヶ月間の休暇をとる」と夫から聞いた。

バックパッカーになってのんびり旅にでも出るつもりだろうか、と
私がおよそ見当違いであろうことを考えたら、夫がこう言う。

彼には8ヶ月の赤ちゃんがいて、
これまで奥さんの方が会社勤めを中断し育児休暇を取ってきた。
その休暇がもうすぐ終わり、彼女は仕事に復帰する。
彼女にはやり甲斐のある仕事があるから、ここで辞めたくは無い。
そして今度は、彼の方が5ヶ月間の育児休暇を取る。
休暇中は、100%の給料はもらえないけれども、
80%くらいはもらえるらしい。

私は、この話に結構驚き、感心もした。
オトコの育児休暇。それも5ヶ月。
もちろん、休暇を取るに当たっては、まずは会社との相談になる。
そんなに休まれては困るからもうちょっと短くしてくれ、と言われれば、
休む方も検討はしなければならないだろう。
しかし、休暇を受け入れる会社の姿勢を、私はすごいと思う。
(と言うか、拒否はできないのかもしれない。)

私が感心していると、夫がこう言った。
スウェーデンやオランダ、フランスなど、もっともっと進んでいる。
そういう国では出生率が上ってきていて、2人に達している国もある。
ドイツはこういう点ではすごく遅れている。

なるほどなるほど。


そして私は思いをめぐらせた。

妊娠中何の迷いも無くあっさりと仕事を辞めた私は、社会からはずれて久しい。
仕事を辞めない道を、そんな風に選んでいたなら、今頃はどうしてただろうか…。

いや、それ以前に、自分にその道を選ぶことがあの時果たしてできただろうか…。
(常に核家族でやって来て、夫は仕事で忙しかった。
 0歳児をどこかに預ける気にはどうしてもなれなかった。
 自分が働かなくてもやっていける生活に甘えもした。)

もっと「自分」を、「自分の都合」を、前面に出せば良かったんだろうか。
今となっては、そういう生き方を選べなかった自分を、複雑な想いで振り返る。

しかし、もしもやり直せるとしても、
自分の都合を捨てて赤ちゃんを優先する道を、私は再び選ぶのかもしれない。

自分を第一に考え、次に夫婦を、そして子供はその次に来る。
それがドイツ人の基本的な考えであるように、私は捉えてきた。

いや、それは、国を問わず人の生きる基本姿勢なのだろうか。
私には、母親になることでそういう「基本」を忘れてしまった時があったのだと、
今はかすかな後悔を感じないでもない。

でも多分、自分を優先していたら、それもまたそれで、
どうしてもっと子供のことを…、なんて考えてしまうものなのかも知れない。


追記 :

うちの娘は、実に2歳になるまで、
父親にもなつけなかったくらい人見知りが激しかったので、
それを思い出すと、その男性がどんな風に
一人で平日の日々赤ちゃんの世話をしていくのか、
なかなか興味のあるところです。
扱いやすい赤ちゃんならば、きっと何とかなるんでしょう。
と言うか、何とかしなければ。
そう、育児って、大変!

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