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学校行事の朝~駐車場にて

悪天候のため翌日に延期になった娘の学校の「ウィンター・スポーツ・ディ」は、
うって変わって青空の広がった昨日行われた。

スキーやスノボを抱えて普段通りにバスで学校に向かう生徒達も多いが、
こういう時には親に車で送ってもらう子もまた多い。

さほど大きくもない学校の駐車場は、こういう朝にはだから混雑する。
それに加えて、大きな除雪車が駐車場内の雪を片付けてもいた。

娘を車で送って行き私が停めた場所が、
除雪車がまさにこれから除雪作業をしようとしている場所だった。

雪を踏みつけ車を停めた私に、腕を振り上げ腹を立てる除雪車のおじさん。
こういう日はこんな車が多いだろうから、おじさんも作業しづらくて大変だ。

私はエンジンをかけ直し車を移動する。

しかしドイツ人なら、普通こういうことはしない。
ドイツ人にとって、人のために自分が車を動かす、などというのは、
「負け」にも匹敵する。

除雪作業の邪魔にならぬよう、
私はとりあえず一番奥の左側に車を停めた。
そこは既に雪が綺麗に片付けられたスペースだったから、
除雪おじさんの文句も出ないだろう。

こういう日の学校の駐車場では、なかなか興味深い光景が見られる。

車は次から次へと入ってくる。
除雪作業の邪魔になるのはなにも私だけじゃない。

子供が車から降りてスキー道具を出すだけだから、ほんの短い間だけだから、と
駐車場のど真ん中で停めてしまう親さえいる。
空いている駐車スペースが2m脇にちゃんとあるのに、だ。

そういうことを1台がしてしまうと、
次に入ってきた車もその後ろにとりあえず停めたりするから、
4台も入ってきたところで小ぶりな駐車場はもう大混雑。

除雪おじさんはカンカンになっている。
一番奥に車を停めた私は、これではしばらく出られそうにないと思い待つことに。

すると今度は、私の車(前向きに駐車していた)のすぐ後ろ1mの所で車を停めたお父さんがいた。
そのお父さんは、まだ5年生らしい小柄な息子と一緒に車を降り、
息子のためにスキー道具を手に持ち、校舎へと歩いて行ってしまった。
私は、急ぐわけではなかったが、これでしっかり退路をふさがれてしまった。

駐車場でのドイツ人運転者達の自分本位な行動を眺め、
いつになったら出られるかときょろきょろしながら、
冷たい車の中でラジオを聞きつつじっと待つ。
天気の良い分ぐっと冷え込んで、気温はマイナス8度まで下がっていたが、
寒いからといってエンジンをかけっぱなしにするようなことはしない。

ただでさえあまり幅の無い駐車場の出入口は、
ここ数日の雪のため狭くなっているから、
こういう時は、互いに遠慮しいしい通過しなければならない。
少々邪魔なことに、今日のための大型バスが1台出入り口付近に待機していた関係で、
狭い道路もさらに狭くなっている。

一台が出ようとしたところに、一台が入って来ようとした。
もちろん、出る人が先、が原則ではあるが、
その時には駐車場内がちょっと空いて来ていたから、
出ようとしている方の車がいったん5mも下がってあげれば、
入りたい方の車は問題なく入れた。

しかし、ここでてこでも動かないのがドイツ人。
互いに、お前がどけ、と身振り手振りでやっているのを私はガラス越しに見る。

出ようとしている方の車も変で、出入口に向かって「左側」に位置していたから
(右側通行なのだから、本来右側に位置すべきである)、
これでは、入りたい車も文句を言いたくなるだろう。

それでも、入りたい方の車はしぶしぶあきらめ、
バスにぶつからぬよう狭い所で苦労して切り返し後退した。
出入り口は、ゆるい登り坂の途中にある形なので、
雪があるとタイヤが空転することもあり滑って運転が難しい。

私はね、思うわけですよ、
これみんな同じ学校の生徒の保護者同士なのだから、
たとえ面識の無い赤の他人と言えどもね、
あんたがどきなさいよ!とか、
俺が出ようとしてるんだ!そこへ入って来ようとするなんて、なんて馬鹿な奴だ!とかね、
そういう風に感情的になって運転席で腕を振り回すのは良くないと思うわけですよ。

でも、車に乗るととかく短気になりがちなドイツ人らしい光景ではあった。

さて、やっとこさ駐車場から脱出し家に戻ると、娘から電話があった。
「やっぱりスキーのヘルメット要るんだって!すぐ持ってきて!」
 
だから言ったじゃないの、学校の行事なんだからヘルメット持って行きなさいと…。
ぶつぶつ…。

※スキー・スノボの際のヘルメット着用は、
 それを義務付けている国もあり、ヨーロッパでは既に常識。

ヘルメットを届けにさっきの駐車場へととって返す私。
車を停めたまでは良かったが、
既に外に出てきている生徒達、
既にバスに乗っている生徒達、
これから校舎から出てくる生徒達、とごった返す中、
娘を見つけるまでに時間がかかった。

やっと見つけてヘルメットを渡し車に戻ると、
さっきまでは邪魔にならぬよう別の場所で待機していた大型バスの何台かも、
その時には学校まですぐの所に移動していた。

大きなバスに帰り道を塞がれ、私はまたしても出られなくなった。
みんなが出発するまで、じいっと我慢。
学校行事の朝の、バタバタした一風景であった。

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