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良いサイフ

ドイツの学校というのは、生徒達が軽食を持って行って良いことになっている。

2時間目と3時間目の間、そして、4時間目と5時間目の間に
15分間の休憩があるので、その時間を利用して食べることになっている。

しかし、授業が長引くこともあるし、お手洗いにだって行かなきゃならないから、
なかなか食べる暇が無いことも多かったりする。

特に息子の通う学校では、全ての授業ごとに教室の移動があるから、
それだって数分の時間を要する。

息子が家から何か持って行くとしたら、
それはパンにサラミやハムを挟んだだけの、本当に簡単なもの。

息子の場合は、パンにバターを塗るのも嫌がるから、
私のすることといったら、パンをスライスして何か挟み、
タッパーウェアに入れてフタをするだけ。
ものの数分でできてしまう。

りんごやバナナ持参の子もいる。ヨーグルトを持って行く子もいる。
これなら尚のこと、親にとっては実に何の手間もかからない。

東京で二人分のお弁当を作っていた日々が信じられないくらいに、
私はこちらで楽をしている。
日本のお弁当みたいなすごいものを作る母親は、こちらの世界にはいない。

さて、軽食を持参しても息子はそれを食べない日もある。
時間が無かったのならわかるが、食べなかった理由というのが、
「学校の売店でホットドッグを見たら食べたくなったから買っちゃった」
とかいうものだったりすると、こちらも文句の一つも言いたくなる。
たとえ超簡単なスナックだとしても、食べないのなら作らないほうが良い。

そんな日が数日続くと、
それじゃもう用意しないから、学校で何か買って食べなさい、
ということにしてしまう。(別に怒るわけではない。)
そして、息子のほうから「今日は作って」と言い出すまで、何もしないでおく。

学校の売店で何かを買うには、当然のことながらお金がかかる。
ホットドッグもピザパンも、1ユーロだから安いものだが、
息子のサイフが空なら買えないわけで、私がサイフの中身を見ては補充する。
だから、私がお金を入れ忘れない限り、息子のサイフが空になることは無い。

サイフに入っているのはいつも小額だ。
それは200~300円に相当するユーロ。
 
しかし、少ないながらもお金の無くならないサイフ。
息子は良いサイフを持って幸せ者である。

しかしこの頃、それに気付いた息子が言った。
「ほんとにいいサイフだよね、お金無くならなくて」

そう言われれば言われたで、少々複雑な気がしないでもない私だ。

(次回にto be continued)

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