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ほんのすれ違い

※今日はかなり間抜けなことを書きます※
※実は書くのも恥ずかしいんだけど※※※


先週土曜の午後、娘と買い物に出かけた帰り、
とあるスーパーに寄った時のこと。

その店内である男性とすれ違い、
すれ違いざまに目と目が合って笑顔を交わした。

(そういう場で微笑みあったとしても、
 そんなことはこちらではごく普通のことです。
 それは相手が女性でも男性でも。)

場所がスーパーということで色気もへったくれも無いんだけれど、
何かこう、互いに感じるものがあったというか、惹かれたというか、した。

彼が私を何度と無く振り返り見ていたのは気づいたけれど、
こちらは娘と一緒だし素知らぬ振りをした。

でも耐えかねて顔を上げると必ず彼と視線が合った。
若くてかわいい(?)うちの娘を見ているのではどうも無さそうに見えた。

まぁそういうことというのは時たまあって、
その視線がフレンドリーな場合に限り、私とて悪い気はしない。
(いくら四十代が残り少なくなりかけてても。)
それにしても、こんなに見られることはあまりない。

でもまあ、見つめられても気にかかっても、何をどうすることも無いわけで、
彼はそのうちレジに並び、私達は隣のレジに並び、
彼の方がこちらより少しだけ早く支払いが済んだ。

何才くらいだろうな。私と同じくらいか私より少し下か。
(こちらの人は概して老けて見えるので、年齢がわかりにくい。)

細身で長身の彼がカートを押し店を出て行く。
全く馬鹿みたいなんだけれども、
早くこっちも外に出なくちゃ、追いかけなくちゃ、という気になった。

レジからガラス越しに駐車場を盗み見たら、
彼の車がうちの車の数台隣に停まっているのがわかった。
彼は買った物をトランクに入れ、カートを返しに行った。

私達が外に出た時、彼は運転席のドアを開けたところだった。
彼は乗り込む前にもう一度立ち止まって私を見たようだった。

あんまり見られてさすがに私もどぎまぎしてきて、
もう彼を見返せなくなった。

彼の車がダークカラーのアウディの、それもセダンだったので、
私は何故か勝手に満足した。
 
彼はエンジンをかけ、ゆっくりと駐車場を出て行く。
(そこの駐車場は、店舗の裏手を無意味にぐるぅりと回らないと
 出口に出られない造り。)

もう二度とすれ違うことは無いと思って、
いっそ最後にニッコリ笑って手でも振ればよかったと
かすかな後悔が胸をよぎるではないか。
しかし娘のそばでそんなことをするのも変ではある。

私はエンジンをかけ、素知らぬ振りをしつつ彼の車を追った。
前方の突き当たりで、彼の車が止まっていた。

私はがっかりした。彼の車は、シグナルこそ出ていなかったが、
どう見てもこれから左折しようという形に止まっている。

そして私は、娘が急にもう一箇所寄りたいと言い出した店に向かうために、
そこを右折しなくちゃならなくなった。(そのまま家に帰るなら左折だったのにぃ。)
せめてどこかまで追走したかったのに、実に残念な展開。

間をさえぎる車は無かったから、
私がすぐ後ろにつけたのを彼がバックミラーで確認したのが見えた。
彼と私は、ミラーを介してその一瞬を見つめ合った。

私は何だか嬉しかった。
すれ違えた偶然に視線を交わしたその短いつながりに、
気持ちがほっこりした。
 
そして彼は左のシグナルを出し、私は右のシグナルを出した。


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コメント

その人の服装は・・・?

こんなふうに女こころを読ませてもらって、ちょっと感動しました。まるで映画のような感じがしました。

その後の展開は本来あってはならないのかもしれないけど、映画なら、偶然にまた出会うよね?

もしかしたら、その彼も、ガーネットさんと同じことを考えていたのかもしれないですね・・・

今度、同じスーパーで会えるかもしれないね。向こうも、「多分ドイツ人の夫がいるのか」という想像はしたかもしれませんね。

ガーネットさん、ひとりだけだったら、どうなっていたんだろうね。

・・・どうなんだろう!?でも、出会わないほうがいいのかもしれないね。

このまま、何事もなく、思い出に変わっていくのが一番、家庭的には平和かもしれません。

もし、また出会ったら、「続編」を書いてね。「彼はカートに何を入れていた」とかでもいいし!

NoTitle

この手のすれ違いは別に初めてじゃないのに、今回はどうしたことでしょうね、まだ気にかかっていて困ります。実につらいですねー(笑)。
あれ以来、運転しながらすれ違う車の中に、彼の車っぽいアウディを探してしまいます。
そのうちわき見運転でもしないように気を引き締めてかからねばと思います。
ちなみにあの日の彼の服装は、土曜日だったし至って気軽なものでしたね、Tシャツとジーンズみたいな。
また出会えたら、続編書きますよ!(…って、書けるといいなぁ。)

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