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告解の日の告解

昨日、息子と話していた時のこと。

ふと彼の口をついて出てきた話が、
親の大喧嘩の思い出だった。つまり夫と私の。

あれは…もう何年前かはっきりしない。
5年も6年も前かと思う。

彼の話に私は過去を振り返る。
あぁ確かにあの日は腹が立って腹が立って……
しかし理由は何だった?

話す彼の目に、なんと涙が浮かんだのを見て私は少なからず驚いた。

すると彼が言うではないか。
「そして怒ったパパがママをナイフで刺そうとした!」

おいおいちょっと待ちなさい。
それは違う。
そんなことあるわけない。
その手の暴力は、我が家には無いぞ。

うちの息子は、時としてお話を「作る」ことがある。
そしてそれを「現実」にあったこととして捉えることがある。
だから息子にとってはそれが「現実」であり、
私がどれ程「それは違う!」と力説しても、覆せないものがある。

彼のその「作り話」の部分はいざ知らず、
その日の喧嘩自体は事実だった。

しかし、理由は何だった?

うーん思い出せない。

息子はその喧嘩を思い出して目に涙をためているというのに、
当の本人である私がその発端を思い出せないでいるとはどういうことだ。

これはつまり…
親は、子供の前で勝手に喧嘩を始めたがその後は何とかけろっとして、
子供は、その記憶を振り払えずに心を傷めてきたということか。
親が既に理由も思い出せないその喧嘩を、
子供は忘れずにいたということなのだ。(忘れてほしいものですが…)
この、捉え方の違い…。

私は息子に申し訳なかったと謝った。

人間楽しい思い出ばかりで生きられるものではないが、
わざわざ嫌な思い出を与えてしまったことは悪かった。

あぁ。
親になる前はそれなりに理想を抱いたものだ。
お手本になる生き方をしなければ、とか、いつも仲良く、とか、
子供の前では涙を見せないぞ、とか、喧嘩はしないぞ、とか、
子供の前では夫と私が意見のくい違いを見せないようにしなければ、とか。

それがフタを開けてみれば、どれもこれも守れていない現実。

キリスト教エバンゲリッシュ教会の告解の日だった昨日。
キリスト教とは関係の無い私も、息子の涙にしばし反省したのでありました。

しかし、この日常生活において、
「改める」ことが果たして出来るのかこの先。
いやはや難しそうです。
(私みたいな人はほんと親にならなかった方が良かったと思うものねー。)

一句詠みました。

子がぽつり 6年前を話し出す 親も忘れた 親のけんかを


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