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なんと、4月に入って初めての更新、ですか?ですね。


こうも間が開くと、一体何から書けば良いのやら…
という気持ちになりますので、とりあえずお天気の話題でも。

今日は素晴らしいお天気でした。(日本から見ると昨日ですけども。)
日なたの気温が18度位まで上がり、半袖になっても大丈夫なくらい。

だいたいどこの庭にも連翹があって、今が満開。とてもきれいです。
うちの庭には、実にちんまりとした連翹が2本あるんですが、
なんとかそれが咲き始めました。小さいと、ゆっくりなのかな。

春はいいですね。芽吹く季節。始まる季節。



…とここまで書いて、思い出したことがあります。


何年も何年も前のことです。
私の父が、目の手術を受けたときのこと。


白内障だったと思いますが、とにかく父の視力がとことん落ちて、
仕舞いに自分の足元もろくに見えない状態に。
手元だってどこまで見えていたか知れません。

医者嫌いの父は、医者なんぞに行かず成り行きに任せ
たとえどんな症状が訪れようとそれを受け入れ生きて行くのだ、
くらいなことを考えていたのかも知れませんでしたが、

その姿を見ているまわりは穏やかでなく、
子供の時分から父と全くうまく行かなかったこの私でさえも、
父に診察と手術を勧めていました。

しかし頑固な父は頑として受け付けない。

それで困った私は、
普段はとんとご無沙汰していた父方の叔父に連絡をしたりして、
父に手術を勧めてくれるようにこっそり根回しを。

その甲斐あってか、覚悟が出来たか、根回しがばれたか、
おそらくその全てであったと思いますが、
漸く父が手術を受ける決心をしました。

父の手術当日、
(子としては不謹慎というか何と言うか)たまたま私は
夫と娘(当時まだ赤ちゃんだった)とハワイのマウイ島に旅行していました。

家に電話を入れてみると、父の術後の経過は良好で、
ビックリする程良く見えるようになったとのことだったので、
熱心に手術を勧めた立場としても心からほっとしました。

私は、もしも自分が目の手術を、いや、目に限らずどんな手術でも
自分が受けることになったらと想像すれば、やはりとてもとても怖いので、
老いた父が、あの医者嫌いの父が、良くがんばったものだと思ったわけです。

私はマウイ島から父に宛てて絵葉書を書きました。
あれは確か…2月か3月。

その中に、こんなことを書いた気がします。

・・・・・・・

春という始まりの季節はいつも、
清々しくて胸開かれる思いがするものですが、
父さんの目がこうしてまた良く見えるようになったこの春、
私はいつにも増して晴れ晴れとした心地がしています。
嬉しいです。ほんとうによかったね。

・・・・・・・

全くもってうまく行かない父娘関係でしたが、
その私の絵葉書を、父が何度も読み返し目を潤める様を
私は勝手に想像しました。



かつて私は、父に心を傷つけられ、
許せずにいつか仕返しをしてやると思い続けて大人になりました。

子供だった自分には、
親というのはいつまでも年を取らない様に見えたのですが、
やはり親も年を取るもので(って当たり前ですが)、

私が大人になった頃には、
あのおっかなかった父の面影も薄れ、
父の背は縮んで私と変わらなくなり、

私は父をやっつける機会を無くしたまま、
恨みは消えず許せもしなかったのでした。



父が亡くなり6年、ですか?ですね。

私の絵葉書に涙してくれたであろう父。
想像の中の父のその姿が、
私が父を思い出す時真っ先に出てくる様に
やっとこの春には、リセットしたいと思います。

父を許せなかった自分を、
やっと薄めて消せるようにと。


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