FC2ブログ

誕生日おめでとう

このあいだの日曜日は、
夫の親友のトーマスがいよいよ五十路に足を踏み入れまして、

とかくドイツの人というのは、
30とか40とか20とか90とか、そんなとってもキリの良い誕生日を迎える時には
盛大に親族友人を呼んで祝いたいという習慣と習性があって、

そんなわけでその日はトーマスの誕生会の昼食会で、
私達も呼んで頂いてたので、炎天下にはるばる片道200km往復400kmを行って来ました。



ところで私が夫と二人クルマに乗る時は、
夫が怪我で手や足が使えない様な場合を除いて運転は夫の役目となり、
私は助手席にじぃっと座っているだけなのですが、

座っているだけでも真夏日には疲れる往復400kmでしたので、
運転する夫はもっと疲れたことでしょうが、
しかし親友のためなら何のその。炎天下を突っ走る夫でした。



ところで、トーマスとこの私が知り合ったのは、今から約20年前。
出会いからこれまでずぅっと私は、
彼は私より間違いなく2つか3つは年上に違いないと、
肌の衰え具合や腹の出具合を見てはそう思い込んで来たのですが、
実は彼は私よりも6ヶ月以上も若い人であったと今回初めて知り、
多少の衝撃を受けた次第です。

しかしまぁ、この年になりますともう、
48も50も52も一緒というか、そんな大雑把な感じになって来て、
細かい年齢などはもうどうでも良いテーマになっていたりします。



トーマスの自宅から車で15分という、
その辺りじゃちょっとした由緒あるレストランでのバースデー昼食会。

聞くところによれば、そのレストランは築600年にもなる建物だそうで、
これがなかなか、古びていながらもだからこそ良い雰囲気をかもし出していて、
ビヤガーデンがまた、小振りながら良い感じで。

古い建物の、
その雰囲気を壊さぬメンテナンスを常に怠らないドイツ人だからこそ、
この雰囲気を保ち続けているのだと、
壁に接するぶどう棚を見上げては思ったりしました。

しかしながら、炎天下のビヤガーデンでの昼食会は、
立派なパラソルがいくつもあって日差しをさえぎってくれてはいたものの、
実に暑かったです。



ところでトーマスと夫の出会いは、二人がまだまだ若かりき頃。
二人がたまたま同じ時期に兵役制度(←ドイツにはそういうのがあります)に参加した折。

ですので二人の付き合いは、それ以来かれこれ三十年をやや越すものとなっています。

トーマスと夫は、そんなわけで軍隊の時に出会い、
そこでもの凄く親しくなったという訳では実はなかったのですが、

夫がその後アメリカや日本に移ってからというもの、
トーマスはそのごっつい顔にそぐわず意外とまめにドイツから夫に便りを送り、

「そういう関係こそが、いついつまでも続いたりするもんなんだよなぁ」
と夫が言ったりしますが、私も自身の経験として同じことを思っていたりします。

これは本当にそうで、
一万キロやそれ以上の彼方に移動してしまった友人にも、
年に例えほんの数回でも決して途絶えることなくコンタクトを取り続ける人こそが、
真の友達というか、ね、そんな気がします。



余談になりますが、ドイツの兵役制度も最近では、
法改正もあったりして、内容的にはさらに軽いものとなっている様子。

「費用がかかりすぎる割に、あんまり意味が無いのでは?」との意見が強く、
考えてみれば確かに、急遽アフガニスタンに、とか、
いざ戦争勃発、なんていう事にでもなれば、
少々かじったくらいの素人が出向いて行っても何の役にも立たないわけで、
そこはもう、プロでなければ用が足せないのは明らか。

よってこの兵役制度も、夫が参加した約30年前の頃と比較するならば、
現在は期間的にも内容的にもかなり軽いものとなっているらしいです。

とりあえず経験だけはしておいてもらおう、という感じでしょうか。



でも、余談ついでに私は思うのですが、ある意味ではこの兵役制度というのは、
それまで甘ったれだったオトコ達がそうでなくなる為の、
良い機会になっているのではなかろうか、とかね。

夫が言うには、
「軍隊を経験してからだな、
何でも一通りの事を『全く自分一人で』やるようになったのは」
だそうですので。

私は、「うちの息子もいずれは軍隊に行かなくてはいけない時が来るんだわ。
可哀想に」てな事を、何年も前には思っていた時期があったのですが、
しかし今は全く違います。

だって、

うちの息子みたいになっちゃった子こそ、
適正年齢に達したならば出来るだけ早い時期にどんどん軍隊に参加して、
根性叩き直されて欲しいものだな、と本気で思いますから。



さて、誕生日の昼食会に話を戻しましょう。

総勢30名を越す招待客。
出席者の半数はトーマスの家族と親戚で、残りは友人達。
私にとっては、ほぼ全ての方々が初対面でした。

もうね。へぇぇ~~って感じで。

トーマスのことは昔から知っているけど、
トーマスのお兄さんってこういう人だったんだぁ、とか、
ご両親はこういう方々だったんだぁ、とか。


そしてちょっとした驚きはと言うと…。

トーマスのお父さん(かくしゃくの85歳)が、
片側に前の奥さんを、そして反対側に今の奥さんを
座らせていたこと。

つまりは、お父さんを挟んで、
かつての妻と今の妻が、座しているわけですよ。

なんか、人間、85にもなると、
また新たな境地に達していたりするのでしょうか。

その3名は、そんな風に座ることを全く平気でいるのかな、
いるのだろうな、だからここに居るわけなんだし、
と思っては何だか結構複雑な心境になる私でした。



食事は、とても美味しかったです。

サラダとスープで既にお腹がほぼ膨れた私は、
もうメインディッシュも要らない位に腹八分目で丁度良かったのですが、

ここが人間の(いや私の)いやしい所かと思うのですが、
メインディッシュを鯛にするか仔牛肉にするかと聞かれてしまってはつい、
鯛を選びました。これもなかなかいけましたが、しかしそこでまじにお腹満杯。

それでもまだ、その後に出てきた
アイスクリームと森のワイルドなベリー達のデザートを、
何とか頑張って平らげました。

が、しかし、その後に控えていた5種のケーキにはもうお手上げ。
幾らなんでも辞退です。もう無理。



いつも不思議に思うのですが、
なぜ他の人々は、あんなに沢山食した後でもまだ、
ケーキを2切れも3切れも食べられるのかと。

別腹とか言いますが、私には理解できません。
こうやってのべつ幕なし食べるから、みんな太いんだよねほんと。

でも、太るなんてことは一切気にせず、
年がいっても元気はつらつ生きている風に見える人々。

だからやっぱり、それはそれでいいってことで。



トーマス、50歳の誕生日おめでとう。

あんたの、いっつもぼそぼそ喋る癖は、
特に私みたいなガイジンにはわかりにくくて嫌なんだけども。

でもあんたがとってもいい奴だってことは、
よーくわかってるつもり。

年は取りたくないものだと思うけど、
でも仕方ないからこの先も、皆一緒に年取って行きましょう。

誕生会に招いてくれてありがとう。
とても楽しかったよ。



FC2ランキングへブログランキングへにほんブログ村around50主婦ブログへにほんブログ村ドイツ情報ブログへ
0円のWEB素材屋さん
のランキングボタンです。
いずれかクリックして頂けると、ついでに私も喜びます。
スポンサーサイト



コメント

NoTitle

へぇぇ~、知らなかったです、ドイツに兵役制度があること。。。
二十歳前後にそういう経験いいかも・・・と思ったりしますが、
私も息子が行く~となると、心配でたまらないでしょうねー。
ま、そういう『子離れ』するのにも効果あり、かも。。

トーマスさんのお父さん、なかなか豪快な方ですねー。
ドイツの人って、「マジメ」というイメージしかないわたしです。

NoTitle

「基礎兵役」というらしいですが、夫がそれを経験した当時は、期間が1年半程だったと聞いた気がします。現在では1年未満になっていて、8ヶ月とか、もっと短いのかな。違ってたらすみません。
夫の実家の古いタンスの奥には、古びた軍服一式が今も入っています。召集がかかることがあれば、行くわけですよね。
私の甥(ドイツの義弟の子)も、この数年のうちには行くことになりますが、本人は「その時が来たらちゃんと行くよ」と言ってます。頼もしいもんです。


家族親戚を招待しての誕生会の場合、本人の親がまだ生きていれば当然出席するわけで、夫婦同伴もこれまた基本。そのためにこういうことが起きるわけだなぁと思ったりしましたねこの日は。

NoTitle

うちのおにいちゃんも相当な輩なので
<適正年齢に達したならば出来るだけ早い時期にどんどん軍隊に参加して、根性叩き直されて欲しい>
と思っていたのですが、兵役検査の際、健康的には何の問題もなかったにもかかわらず「ボク、できれば奉仕活動のほうでいきたいんですよね。」と、例のウケのいい外向きのさわやか青年顔でお願いしたところ、簡単に受け入れられたそうです。
友人の子どもなんか、生まれて以来怪我一つ病気一つしたことがない子なのに、知り合いの医者に頼んで
兵役不向きの診断書書いてもらって、そのボランティアさえしなかったのです。
だから、あまり期待しないほうがいいですよ。

NoTitle

期待なんてしていませんよ息子には何も。
小細工してまで逃れたいならそうすりゃいい。
そんなアタマも無いと思うけど。
ま、どうでもいいです。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Message
★当ブログへようこそ。
★コメントは承認後の公開です。
★非公開ご希望コメントに対しては、お返事したりしなかったりです。
★拍手コメントは受付けていません。
★ランキングボタンや拍手をクリックして下さる皆さん、どうもありがとう!
最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
プロフィール

granat

Author:granat
初めまして。ガーネットです。
南ドイツ・バイエルン州に住んでいます。
どうぞよろしく!

もっと知りたい方はこちら
FC2カウンター
最近のトラックバック
ブログ内検索
月別アーカイブ