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小学生自殺のニュースに思うこと

先日、群馬県の小学6年生の女の子が
いじめを苦に自殺したとのニュースがありました。

お母さんが外国人とのことで、
それがいじめのきっかけにもなったらしく、
私も同じ「外国人の母親」として、
記事を読みながらつらく切なくなりました。

今14歳のうちの息子も、
私が日本人であるということでやはり見た目がどうもドイツっぽくなくて、
それじゃすごく日本人っぽいかと言うと微妙にそうでもなく、
でも、こちらに住んでいるとやはりかなりアジアっぽく見えて、
例えば、青い目ではなかったりします。

それが際立った理由だったかは知りませんが、
息子は、特に小学校(ドイツは4年制)の頃には、
結構嫌がらせを受けてつらい思いをしていたので、
登校拒否にならなかったことはえらかったと、今でも思います。

だからその女の子が、
母親が外国人というのが一番大きな理由となって
汚い、近寄るな、などと言われて仲間はずれにされていたかと思うと、
たとえ自分の息子が今はそういう時期を乗り越えたかに見えるとしても、
本当にひと事ではありません。つらいですね。


誰かをいじめたら、いじめられた方がかわいそうじゃないか・・・。
そんなごく普通の ― ごく普通だと私は思いますが ― 感覚が、
なんでそんなに、いじめをする輩には欠けているんでしょう。

子供のことは、子供が寄って集まって解決すればいい、と私は思います。
昔々は、子供が子供なりに何とか解決していたように思います。

でも、そういうのは、今は無さそうですね。
クラスには、いじめられている子のために立ち上がる勇者は一人もいない。
先生も学校も家庭も無力。

クラスの仲間は、
たとえいじめっ子グループに賛同するわけじゃなくても、
反抗すれば次は自分がやり玉に挙げられると思うと、
怖くて何もできない。それが現実なのでしょう。


私自身は、
あからさまにいじめられたという経験が無いのですが、
いじめの未経験者ながら思うに、
いじめをする人っていうのは、絶対に一人じゃありませんよね。

一人じゃ何にもできなくて、誰かを巻き込んでパワーアップ。
自分はとっても強い、っていう錯覚に陥って得意なんだけれども、
それが錯覚と気付くほどには、人間的にお利口じゃない。
実はかなり情けない姿だっていうことにも気付けないおバカ。

そういう輩は、
何歳だろうがいっそ警察にしょっ引かれて徹底的に取り調べを受けて
心底まいってしまえば良いと思いますが
(だって人を死に追いやったのだから殺人犯です)、

でも…

それをやってしまっては、
その子の将来に一体どれ程の影響が生じるか…
行く先々で差別されるかも…
とまた、大人はこぞって心配するわけです。
死んだ子よりも、今生きているいじめっ子のために。


我が子がいじめっ子だったら、この私はどうするんだろう。
それで誰かが死んだらどうする?

「そんなことで死のうとする、
 そんな弱い子に育てたあんたが悪いのよ」と言えるとしたら、
それは子を産んで育てた経験者ではないだろうな。

母親というのは、
子に対して本能的に甘過ぎて愚かで盲目的な部分があるから、
うちの子に限ってそんな…なんてことを言ってはその場を逃げ出したいものだと思う。

いや、でも、デリケートで難しい問題ではあります。


いじめを苦にした自殺が何度繰り返されようと、
そしてその親御さんが「こんなことはこれで最後に…」とどれほど願おうと、
学校も家も、誰もが何も解決できずにいるこの現実。


上から目線の厳しい親に育てられて自分は随分と苦しかったから、
だから自分は子供に対して実に話のわかる親になるんだ!とばかりに、
友達みたいな親子関係~♪なんてことを望んでは実現させてしまった我々の世代は、
「親」の位置を下げて子供と肩を並べ、それ故に結果まんまと子供にバカにされ、
子供は大人(まずは身近なところで親や先生)を敬う姿勢を学ぶ機会を失われて育ち、
そして世の中は見ての通り。


読み書きよりも足し算よりも、
まず人が人として教わるべきことは、
「人として当たり前のこと」なのではないか。

自分がされたら嫌だと思うことを別の誰かにしない。
そんな当たり前のことを、今一度しっかりと、
家でも学校でも、おしえるべきだと思います。
わざわざおしえないと誰もわからない、というこの現実が残念ながらある以上は。

他者への心配りは、
日本人にとって結構得意なフィールドではなかったでしょうか。

おしえたいものだと思います子供に、
自分がしてもらいたいように別の人にもしてあげようねと。
みんな、おなじ人間なんだよと。

そして、虐待も、
それを防ぐ手立てを、
急いで今、親達は取り戻さないと。

どれもこれも、
かなり急を要することだと思います。

何を取り戻すかと言ったら、
それはやはり、思いやりとか、
つらい思いをしている他者を思いやる想像力とか、
同情して共感する気持ちとか、
だと思います。




まぁそんなことを書いても思っても、
既にひねた息子にわかってもらうためには四苦八苦の日々です。


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