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羊飼い

あぁ何週間ぶりの更新だろう。
ずいぶんと遠ざかってた。

一向に、
書く気にならず、
うまくも書けず、
書くことも無く。

しかし今日のその光景は、
久々に書くかなー
という気持ちにさせてくれた。

だから書いておこうっと。



昨日は一日雪が降り、
その割には朝見たら5センチほどしか積もっていなかったが、
今日は朝から青空が広がって、
寒くはあったがとてもきれいな、
ブルーと白の冬の始まりの一日になった。

午後に一人で車で出かけた。
その幹線道路に出てほんの数キロ行った所で、
道路わきの草地に、普段ならただただ草原のその空き地に、
一体何十頭だったろう、それとも百頭を超えていただろうか、
突然にしてそれはそれは沢山の羊が群れていたので、
私は思わず目を見張り、車の速度が緩んだ。
大人が一人か二人、羊と一緒に居たように見えた。

ここ数日私はその道を走ることがなかったが、
あんなに沢山の羊が、いつからあそこにいたのだろう。
どこから来たのだろう。そう思うと不思議だった。

本当に、一体どこからやって来たのだろう。
それに、どうやってここまでやって来たのだろう。

ゆっくりと、しかし延々移動し続け、
野原だけを渡り、冬でも草のある場所を求めて、
そしてここから先はどこへ行くんだろう。

道端には、邪魔にならぬようにして古く小さな車が一台停まっていた。
羊飼いの親父さんの車だろうか。
夜はこの中で眠るんだろうか、マイナスになっても何度でも。
それとも近くの安いホテルを探すんだろうか。
でも、羊たちから目を離せるんだろうか。
羊たちはじっと夜じゅういい子にしているんだろうか。

しかし外はこんなに寒い。
一体どんな生活だろう、羊飼い。
羊にはさまれ埋もれたら、暖かく眠れるんだろうか。
あぁ、想像もつかない。

夕方の5時をまわって帰る頃には、
日も暮れてあたりはだいぶ暗かったが、
それでも羊の群れはまだよく見えた。
だって道路からほんの数十メートルのところに居るのだから。

昼間見た時には広々と群れて草を食んでいた羊たちが、
ふさふさの毛の黒い犬に誘導され、周囲を固められては、
体を寄せ合うようにして、小ぶりな群れへとまとまりかけていた。

そうだ、ああいう仕事をする犬を、牧羊犬と言うんだった。
実際に目にしたことは、かつて無かった。

羊飼いは青年ではなく親父さんのように見えたが、
私は「アルケミスト」の主人公を、あの若い羊飼いとそのお話を思い出し、
なんだか不思議な光景を見たような気分になった。

明日もまだ、いるのかな。



ちなみにそのお話とはこれです。
アルケミスト - 夢を旅した少年




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